平和島自動運転協議会に新規企業の参画決定
株式会社東京流通センター(TRC)は、平和島自動運転協議会に新たに4社が参画することを発表しました。この協議会は、物流業界が抱える社会課題の解決に向け、自動運転技術を活用して革新を図ることを目指しています。
新たに加わった企業は、グリーンライン中京株式会社、姫路合同貨物自動車株式会社、株式会社フレッシュロジスティクス、Nuro, Inc.の4社です。これらの企業は全てTRCに入居しているテナント企業であり、物流業界の未来を見据えた取り組みを開始します。
新規参画企業の背景
グリーンライン中京株式会社
この会社は医療物流に特化し、長年にわたって医療機器や材料の配送に取り組んできました。自動運転トラックを導入することで、ドライバー不足や労働環境の改善を目指します。
姫路合同貨物自動車株式会社
兵庫県姫路市に拠点を置くこの企業は、370台の車両を保有し、広域な物流サービスを提供しています。TRC内での実証実験に積極的に協力する姿勢を示しています。
株式会社フレッシュロジスティクス
食品輸送に特化したこの会社は、全国から集荷した商品を迅速に届けるシステムを構築しています。自動運転技術を導入することで、物流の効率化とCO2削減を目指しています。
Nuro, Inc.
アメリカに本社を持つNuroは、自動運転技術によって日常生活を改善することをミッションとしています。日本の自動運転エコシステムとの連携を強化し、社会受容性の向上に貢献することを期待しています。
協議会の取り組み
平和島自動運転協議会では、「自動運転走行WG」と「循環型ラストマイル配送WG」の2つのワーキンググループを設立し、各グループが異なる視点から議論と実証を行います。これにより、協議会に参加する企業間での知識やノウハウの共有が促進され、新たなイノベーションの創出が期待されます。
TRCは、物流業界が直面するさまざまな課題に取り組むため、実証実験やオープン・イノベーションを推進していきます。協議会を通じて、自動運転車両の社会実装の基準を形成し、持続可能な物流の未来を築いていくことを目指しています。
TRCの役割
東京流通センターは、平和島に広がる広大な敷地を利用して、物流施設だけでなくオフィスビルやイベントホールの管理も行っています。首都圏の物流のハブとして機能し、地域創生に向けたプロジェクトにも取り組んでいます。
この協議会の活動は、物流テックの集積を図る「TRC LODGE」と密接に連携しており、業界の課題解決に向けたビジネスマッチングの機会を提供しています。
参加企業の募集
協議会では、新しいアイデアや技術を持つ企業の参加を積極的に募集中です。自動運転技術の革新と物流の未来を共に創り出すために、興味のある企業はぜひお問い合わせください。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社日本経済研究所 平和島自動運転協議会 事務局
メール:
[email protected]