Z世代と「とうきょうの木」
2025-09-22 10:07:24

Z世代が共創する「とうきょうの木」プロジェクトの成果と意義

Z世代が共創する「とうきょうの木」プロジェクト



東京都が進める地域材「東京の木多摩産材」を利用したブランド「とうきょうの木®」は、今、Z世代の学生たちとの協働プロジェクトを進行中です。本プロジェクトでは、地域材のブランドづくりに向けて、教育機関で学ぶ若者たちが意見を交わし、新たな商品デザインを考案しています。この活動の意義や背景を詳しくお届けします。

ブランド共創プロジェクトの発足



多摩産材認証協議会が主導するこのプロジェクトは、東京の木を生かしたエシカルブランドの理解を深め、使用を促進させることを目的としています。今年度のワークショップは、令和7年8月27日に都内で開催され、各地の専門学校や大学、高校から19名の生徒・学生が参加しました。

セミナーを通じての学び



ワークショップは午前中に行われたセミナーから始まりました。東京農業大学の山下詠子准教授による講義では、多摩地域の森林状況や森林の公益的機能が説明されました。山下准教授は、「私たちが生活の中で木材を『使う』ことで、日本の森林を守る役割を担っている」と強調しました。このような環境を理解することで、参加者は地域材の重要性を再認識しました。

次に、とうきょうの木®の広報事務局からブランドの概要や今後の展望について説明が行われ、「皆さんのアイデアがこのブランドを育てていく」とのメッセージがありました。そして、デザイナーの木村剛さんは、共感を生む商品づくりのヒントを講演し、参加者たちに視野を広げる貴重な時間を提供しました。

参加者の意見交換



午後からは、参加者同士で「とうきょうの木®」に関するディスカッションが行われました。多様な学校から集まった参加者たちは、初対面にもかかわらず、積極的に意見を交わしました。

ディスカッションテーマ


1. 「あったらいい」「欲しい」商品とは?
Z世代としての感性を反映させた、どのような木製品が望ましいか議論が展開されました。一人一人の意見をグループ内で整理し、共感を得られるポイントを模索しました。

2. 「チャーム」のデザインアイデア
続いて、実際の商品の存在意義を訴えるための「チャーム」デザインのアイデア出しが行われました。各グループで多くの提案が挙がり、個性豊かなアイデアが飛び交いました。

参加者たちからは、「異なるバックグラウンドの人と意見交換できて新しい視点が得られた」といった感想が寄せられ、ワークショップ全体を通じての学びが生かされていることが感じ取れました。

プロジェクトの活動と今後の展開



皆のアイデアを基に、3,000個のチャームを製作することが決定し、これらは都内での活動や森林保全への募金にも活用される予定です。

今後も「とうきょうの木®」の広報活動は続き、さらなる商品展開や地域貢献を目指して挑戦していく方針です。参加者たちのアイデアが実現する日も近いかもしれません。地域材の取り組みが、未来の環境づくりに繋がることを期待しましょう。

まとめ



「とうきょうの木®」のブランド作りは、東京都の地域材に新しい風を吹き込む一歩であり、未来を担う若者たちの声が形になることで、地域や環境への関心を高めていく可能性を秘めています。これからの動向に目が離せません。
続報をお楽しみに!


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会社情報

会社名
多摩産材認証協議会
住所
東京都西多摩郡日の出町大字大久野7852番地東京ガスコミュニケーションズ株式会社
電話番号

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