ボードライダーズ社が新たなスタートを切る - クイックシルバーからの進化

ボードライダーズ社の新たな道

2017年3月8日、カリフォルニア州ハンティントンビーチにて、クイックシルバー社は新たにボードライダーズ社（Boardriders, Inc.）に社名を変更したと発表しました。この変更は、同社がボードライディング文化との関係を強化し、さらなる成長を目指す新たなステージに突入したことを示しています。

経営再建の歩み

クイックシルバー社は、2016年に米法人が連邦破産法第11章の申し立てを行い、その後、経営陣とオークツリーキャピタルマネジメント社の特別チームの指導のもと、積極的な再建プログラムを開始しました。この取り組みにより、コスト構造の見直しや、販売流通の合理化が進められました。また、余剰在庫の削減や組織の透明性、規律の強化にも注力することで、財務基盤が着実に強化されてきました。

新しいスタートへの期待

ボードライダーズ社のCEO、ピエール・アニエス氏は、社名変更が新たな始まりを意味すると言及。これまでの苦難を乗り越えて再構築を進めてきたチームの情熱が寄与し、事業拡大へと注力できる環境が整ったことを強調しました。また、同社はクイックシルバー、ロキシー、DCシューズの三つのブランドが持つ文化的意義にも重要性を置いています。

新たな革新とは

社名変更に伴い、ボードライダーズ社は新たな取り組みをいくつか発表しました。その一つは、アコーホテルズとの提携。クイックシルバーとロキシーのブランドが同ホテルのジョー＆ジョー・ホスピタリティと統合され、ユニークな体験をワールドクラスの施設で提供する計画が進行中です。

さらに、カリフォルニア州マリブに米州初のボードライダーズの店舗が、2017年秋にオープン予定です。この店舗はパシフィックコーストハイウェイ沿いに位置し、ボードライダーたちに最新の製品や文化を提供します。また、2019年に50周年を迎える象徴的なブランドを祝う「クイックシルバー・ジェネレーションズ」キャンペーンも開始され、過去から現在、未来へと続くストーリーが展開される予定です。

イベントの開催

最後に、ボードライダーズ社は14年間続いてきた「クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト」を、2017年3月14日から25日に開催することも発表。このイベントは、スポーツコミュニティにおけるボードライディング文化の重要性を再確認させる機会となるでしょう。

ボードライダーズ社について

ボードライダーズ社は、アパレルやフットウエア、アクセサリーを製造・販売するアクションスポーツライフスタイル企業として、サーフィンやスノー、スケートに情熱を注ぐ若者たちに支持されています。世界115カ国以上で製品が販売され、サーフショップやスケートショップをはじめとする多様な販売チャネルを持っています。