TASCAM Sonicviewの進化
TASCAMは、プロフェッショナル向けのデジタルミキサー『TASCAM Sonicview 24』と『TASCAM Sonicview 16』が最近リリースした最新ファームウェアV2.2.3により、全く新しい操作性を実現しました。このバージョンでは、サードパーティー製のコントロールアプリ『Mixing Station』に対応し、より多くのデバイスからのリアルタイム操作が可能になります。
リモート操作の新時代
これまでライブサウンドの現場では、通常はミキサーの前にいる技術者がすべてを調整していました。しかし、最新のファームウェアにより、Windows、macOS、Linuxはもちろんのこと、iOSやAndroidといったモバイルデバイスからも『TASCAM Sonicview』のほとんどすべての機能を操作できるようになります。これにより、演奏者たちは自分のモニターミックスを簡単に調整でき、現場の利便性が飛躍的に向上します。
ステージ上でのリアルタイム調整
特に注目すべきは、アプリ『Mixing Station』を使ったパーソナルモニタリング機能です。ライブ演奏中に各演奏者が、それぞれのスマートフォンやタブレットから直接自分の音を調整できるため、迅速かつ確実なセッティングが可能になります。リハーサルの際も、皆が自分のモニター音をリアルタイムで調整できるため、全体のパフォーマンス向上に寄与するでしょう。
『Mixing Station』の主な機能
このサードパーティ製アプリ『Mixing Station』は、以下のような強力な機能を提供します:
1. 複数デバイスからの同時操作:WindowsやMac、iOS、Androidデバイスを使って、全員がリアルタイムで調整可能。
2. カスタマイズ性:ミキサー画面を自由に設定し、自らの作業フローに最適化します。
3. パーソナルモニタリングモード:必要な機能だけに特化した便利なモードを搭載。
4. フルコントロールモード:すべての設定を完全に操作できる機能。
ファームウェアの修正点
また、V2.2.3では特定のアナログ出力をモニター出力に設定した際に生じていたノイズの問題も修正され、動作の安定性も向上しました。これにより、より快適に操作することができるようになりました。
使える環境とダウンロード
興味のある方は、最新のファームウェアを無償でダウンロードできます。ダウンロードの詳しい情報は、
TASCAM公式サイトを参照してください。『Mixing Station』の詳細については、公式サイトでの情報をチェックできますので、アプリのダウンロード、利用料金についても一度訪れてみてください。
プロフェッショナル音響を支えるTASCAM
TASCAMは、音質と耐久性で長年にわたる信頼を保持し、世界中の放送や録音現場で採用されています。これらの新機能が、今後の音楽シーンの変革にどのような影響を及ぼすのか、非常に楽しみです。プロフェッショナルのための音響ソリューションを提供するTASCAMの取り組みから目を離せません。