全国の親が語る!子どもの疑問と教育に関する意識調査結果と新サイトの展開
2024年5月、株式会社公文教育研究会(以下、KUMON)が実施した調査によると、全国の小学生の子を持つ親400名のうち、約81%が子どもからの質問に対し、答えられなかった経験を持つことが明らかになりました。子どもたちは多彩なギモンを持ち、特に「なぜ雨が降るのか」「ロケットがどうやって地球に帰ってくるのか」といった科学的な疑問が寄せられます。このような背景から、KUMONは子どもたちの疑問に対する回答を提供する新サイト「まなびのすゝめ」を2024年9月17日から公開することを発表しました。
調査のポイント
1. 親が抱える“学びのギモン”
調査結果から、81.3%の親が子どもの質問にしっかりとした回答ができなかった経験を持つことが分かりました。多くの親が日常的に遭遇するこの課題は、教育においても重要なテーマとなります。特に小学生は成長と共にさまざまな疑問を持つようになり、その内容も生活に関することが多いとされています。このような多様な質問を持つ子どもたちに対し、親はどのようにアプローチすべきか、とりわけ難しい問題です。
2. 生活に関する疑問が最多
回答の中で、子どもの質問のうち84.8%が「生活に関する疑問」であることが示されました。勉強に関する疑問も増えており、52.3%の親が子どもからそのような質問を受けているとのことです。特に小学3年生以降になると、勉強の難易度が上がるため、質問の頻度も増えるようです。
3. 勉強の意義について
さらに、勉強の意義を「伝えられている」と感じる親はわずか13.0%に過ぎません。この結果から、親が子どもに勉強の重要性をしっかり伝えられていないことが浮き彫りに。また、現代の教育環境において、AI技術が発達する中で、64%の親が「AIがなんでも答えてくれるのに、なぜ勉強が必要なのか?」という質問に対して「分からない」と回答しています。
4. 親自身の疑問
興味深い点は、72.0%の親が子どもからの質問に対して「実は自分も疑問に思っている」と答えていることです。これは、親もまた日々の学びや教育において多くの不安や疑問を抱えていることを示唆しており、親と子の間での教育のギャップが拡大していることが考えられます。
新サイト「まなびのすゝめ」について
KUMONはこれらの調査結果を受けて、子どもたちが持つ疑問に応え、学びを支援するための新しいオンラインプラットフォーム「まなびのすゝめ」を開始することが決定しました。このサイトでは、教育専門家やくもんの先生が子どもの質問に対して真剣に回答を用意し、親と子どもが共に考える機会を提供します。具体的なアドバイスや教育に関するヒントが盛りだくさんで、子どもたちが自信を持って学べる環境をサポートします。
まとめ
子どもの成長にとって大切なことは、学びに対する意欲とその結果としての自己肯定感を育むことです。KUMONは今後も、親と子のコミュニケーションを促進し、教育におけるさまざまなギモンに取り組む姿勢を持ち続けます。この機会にぜひ、「まなびのすゝめ」を訪れて、子どもと一緒に学びの楽しさを再発見してみてください。新しい時代にふさわしい学びの形がそこにあります。
公開日: 2024年9月17日
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