ダイハツ、マレーシア市場に新たな一台を投入
ダイハツ工業株式会社の合弁会社、プロドゥアはこのたび、新型BセグメントのコンパクトSUV「TRAZ(トラズ)」を発表しました。発売日は12月17日で、マレーシアにおいて新たな選択肢を提供することになります。
コンパクトながら広々とした空間
「TRAZ」は、2022年にフルモデルチェンジを果たしたコンパクトMPV「ALZA(アルザ)」と共通のDNGA Bセグメント用プラットフォームを採用しています。このプラットフォームによって、室内空間が広がり、大人5人が快適に過ごせるゆとりのある設計が実現されています。また、多様な荷物を収納できる積載性を兼ね備え、機能性も充実しています。
デザインと走行性能
新型「TRAZ」は、マレーシア独自のスポーティーなデザインコンセプト「Energetic & Fusion」に基づき、SUVらしい力強いスタイリングを備えています。高い視点と小回り性能によって、快適で安心な運転が可能です。さらに、2NR—VEエンジン(1.5L)を搭載し、力強い走行を実現しました。DNGA BセグメントプラットフォームとD-CVTの組み合わせにより、静粛性や燃費性能も優れています。
安全性能も充実
「TRAZ」は、安全性能にも力を入れています。ASEAN NCAPで最高評価の5つ星を獲得し、衝突回避支援システムや運転支援システムといった先進的な装備を搭載し、安心して乗ることができます。このような安全性能は、高速道路などマレーシアの多様な道路環境に適した設計となっています。
手頃な価格で提供
また、ダイハツは「TRAZ」を国民車に相応しい価格設定で提供しており、マレー半島における小売り希望価格は7万6,100リンギットから8万2,000リンギットとのことです。これは、性能とデザインの両方を備えながらも、お求めやすい価格を実現するバランスの取れた商品と言えるでしょう。
地域に寄り添った企業ビジョン
プロドゥアは1993年にダイハツとの協業によって誕生し、2006年から2024年まで19年連続でマレーシア国内の販売シェアトップを維持してきました。ダイハツは今後もDNGAモデルをアセアン地域を中心に提供し、自動車の普及や産業発展に貢献する意向を示しています。お客様に寄り添い、生活を豊かにするための取り組みを続けていくことでしょう。
新型「TRAZ」は、マレーシア市場に新しい風を吹き込む製品として注目されています。その快適性、安全性、デザイン性を兼ね備えたSUVとして、ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。