医療の未来
2018-07-17 15:30:09
医療の未来を切り開く「遠隔集中治療」と三社の提携
遠隔集中治療で日本の医療を革新
日本の医療が新たな一歩を踏み出した。T-ICUが、ケアネットとブイキューブと手を組んで業務提携を結び、遠隔集中治療ソリューションを全国に普及させる取り組みを始めることとなりました。これにより、全国の医療機関で専門医による高度な治療が受けられる環境が整うことが期待されます。
遠隔集中治療とは何か?
重症患者の管理には、専門の集中治療医が不可欠ですが、日本国内には約1,100の集中治療室があるにもかかわらず、その約800室には専門医が在籍していない状況です。これは、日本全体で約1,500人の集中治療専門医しか存在しないことが影響しています。このような医師の不足が、急性期の患者に対する治療の質を脅かしています。
そこで、T-ICUが提唱するのが「遠隔集中治療」です。医師が病院にいなくても、様々なコミュニケーション手段を利用して専門的な治療を行うことが可能に。これによって、全国どこにいても高水準な治療が受けられる未来が開かれるのです。
提携による効果
T-ICUは、この遠隔集中治療を実現するために、ケアネットのマーケティング力、ブイキューブのビジュアルコミュニケーションツールを駆使し、より効果的に医療機関への提案を実施します。特に、重症患者の生体情報を24時間体制で監視し、迅速に治療方針を提案することで、予後の改善も期待されます。
この新しい取り組みが進めば、医療格差の解消にも寄与し、より多くの生命が救われる可能性があります。T-ICUの代表である中西氏は、専門医がチームを組んでこのシステムを活用することで、今まで手の届かなかった地域にも質の高い医療が行き渡ると強調しています。
株式会社ケアネットの役割
ケアネットは、医療従事者向けに医療コンテンツサービスを提供する企業です。医薬営業支援サービスも手がけており、医療界における幅広いネットワークを持つ同社は、今回の提携によって新たな価値を生み出すでしょう。
株式会社ブイキューブの役割
ブイキューブは、ビジュアルコミュニケーションツールの企画・開発を行う企業で、その技術力を活かして医療現場のコミュニケーションの質を向上させることが期待されています。遠隔からでも瞬時に情報を共有する姿勢が、遠隔集中治療の実現を後押しします。
日本の医療の未来を見据え
遠隔集中治療が普及することで、これまで治療が難しかった重症患者へのアプローチが変わり、すべての人々が質の高い医療サービスを受けられる未来が見えてきます。この新しい取り組みが未来の医療をどのように変えていくのか、今後の展開が期待されます。私たちの健康を守る新たな形、遠隔集中治療に注目が集まっています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Vitaars
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区八幡通3-2-5IN東洋ビル605
- 電話番号
-
050-5213-8950