2024年9月6日から28日まで、東京都の日本橋富沢町に位置するギャラリー「tagboat」にて、注目の若手アーティスト、市川慧による個展「fish story」が開催されます。
市川慧さんは、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に在籍しており、今展はtagboat史上最年少の個展として注目されています。彼の作品は、西洋絵画の写実技法と日本的な超平面表現を融合させており、現代社会の混沌とした状況を反映した「欠落」を感じさせるモチーフが特徴です。特に背広姿のAKIOや、二次元の魔法少女といったキャラクターが同時に描かれるさまは、ミスマッチ感があり、独自の魅力を醸し出しています。
本展では、2023年に開催した自主企画展「ROOM206 Vol.2 – Nine Fish Stories」から派生した作品群を含め、合計約100号の大作とシルクスクリーンなどの新作約15点が展示されます。これらの作品は、現実と虚構が交差する独特の世界観を体験できるものです。特に、本展のメインビジュアルとなる「fish story」では、市川の核となるキャラクター「AKIO」を中心とした展開がなされており、観覧者に現代の不安や違和感を投影します。
個展初日の9月6日(金)にはオープニングレセプションが行われ、作家本人も在廊する予定で、入場は無料かつ予約不要です。現代アートに興味がある方や、現代社会に生きる若者の心理的葛藤を感じたい方には見逃せないイベントとなることでしょう。
市川慧さんの作品は、画面上で西洋絵画の奥行きある技法と、超平面的な日本絵画の表現をコラージュ的に融合した独自技法が展開されており、観る者の心をつかむ一つの要素となっています。作品はオンラインでも販売されるため、遠方の方も楽しむことができるのも魅力です。
さらに、市川さんによる個展インタビューもあり、彼の作品の背景やインスピレーションに触れることができる貴重な機会となっています。市川慧さんの成長と挑戦が詰まった「fish story」をぜひご覧ください。
開催概要
- - 展示期間: 2024年9月6日(金) ~ 9月28日(土)
- - 営業時間: 11:00-19:00 (日月祝 休廊)
- - 初日オープン時間: 17:00
- - オープニングレセプション: 9月6日(金) 18:00-20:00
- - 入場: 無料・予約不要
- - 会場: tagboat, 東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ・パークレックス人形町 1F
市川慧の最新情報や作品は、特設ページでチェックしてください。アートの新しい息吹を感じる「fish story」、ぜひお見逃しなく!