日本におけるスマホ・タブレット価格の海外比較：お得感が際立つ結果

スマートフォン・タブレットの価格比較

2025年5月、株式会社ICT総研はスマートフォンとタブレット端末の価格に関する調査を発表しました。この調査は2025年4月8日から15日の間に行われ、日本を含むG20構成国の主要な端末価格を調査したものです。原材料費や輸送コストの上昇、円安の影響が物価に及ぼす中、日本における価格設定はどのようになっているのでしょうか。

日本のスマートフォン価格

調査の結果、日本でのiPhoneとGalaxyの端末はG20平均と比較して約15％安いことが明らかになりました。具体的には、iPhone 16 Proの価格は174,800円、iPhone 15は127,800円、iPhone 16eは99,800円、Galaxy S25が129,000円です。これらの価格はすべてG20平均よりも安く設定されており、特にiPhone 16 ProはG20平均と比べて18.4％のディスカウントがされています。

一方で、Google Pixel 9やRedmi 12 5G（Xiaomi）などの端末は、日本の価格がG20平均に比べてあまり変わらないか、若干高めであることがわかりました。特にiPhone 15の価格は2024年10月の調査結果と変わらず、安定した価格設定がなされていることが確認されました。

タブレット端末の価格傾向

タブレット端末に関しても、日本はG20平均よりも価格が安い傾向が見られます。特にGoogle Pixel Tabletは57,800円で、日本の価格がG20平均よりも17.2％も安く、非常にお得です。iPad Proも日本での価格が168,800円と、G20平均より10.9％安くなっています。

ただし、MicrosoftのSurface Pro 11は日本での価格がやや高めで、210,980円という設定はG20平均を5.2％上回る結果となっています。このように、各メーカーによって価格設定には違いが出ており、今後の価格変動も注目です。