本日、FLAGSHIP LINE株式会社が新たにアニメーション制作スタジオ「STUDIO GRAPH77」を設立することを発表しました。この新しいスタジオは、伝統的な日本のアニメーションの技術を引き継ぎつつ、グローバルな展開を視野に入れたプロジェクトを目指します。スタジオが創出する初の作品は、『藤本タツキ 17-26「シカク」』で、11月8日(土)からPrime Videoで世界独占配信される予定です。
新スタジオの設立について、代表取締役社長の松村一人氏は、アニメーション業界の最新の動向に触れつつ、作品作りにおいて「作り手が集中できる環境」と「次世代アニメーターの育成」を大切にニュースを述べました。これら2つの理念に基づいて、彼は誇りを持てるクリエイティブな現場を構築し、未来の人材が安心して挑戦できる教育の場を提供したいと強調しています。
STUDIO GRAPH77が手掛ける初のアニメ作品『藤本タツキ 17-26「シカク」』は、注目の漫画家藤本タツキが17歳から26歳の間に創作した短編を集めたもので、全8エピソードがそれぞれ異なるスタジオと監督によって制作されます。特に本作の監督には、2023年に「Paradox Live THE ANIMATION」を手掛けた安藤尚也氏が名を連ねており、今後も注目されることでしょう。
藤本タツキは、漫画「ファイアパンチ」や「チェンソーマン」などで知られる鬼才であり、その作品は多くのファンに愛されています。本作は、彼の独特な世界観を色鮮やかにアニメ化することにより、視聴者に新たな感動を提供することを目的としています。繊細で情熱的なストーリーは、視聴者を引き込む要素が満載であり、特に思春期の衝動や人間関係の葛藤を描く各エピソードは、深い感情に訴える内容となっています。
【作品概要】
『藤本タツキ 17-26「シカク」』では、殺し屋の少女・シカクと、その依頼者である不死の吸血鬼ユゲルとの関係が描かれます。シカクはユゲルの依頼を受けることで、自らの運命に立ち向かうこととなります。各エピソードには、短編ごとに異なるテーマやメッセージが込められており、視聴者は新たな発見を楽しむことができるでしょう。
アニメーションのスタッフ陣も豪華で、安藤尚也監督をはじめ、キャラクターデザインにはMYOUN、音楽には川井憲次といった才能が集結しています。声優陣には、主演のシカク役に花澤香菜、ユゲル役に杉田智和が起用されるなど、実力者が揃っており、期待が高まります。
この新たなスタジオの動きは、アニメーション業界にとって非常に明るい兆しと言えるでしょう。今後、STUDIO GRAPH77がどのような作品を発表していくのか、目が離せません。アニメファンは要チェックのプロジェクトとなっています。
公式情報
STUDIO GRAPH77
公式サイト
公式Xアカウント
@studio_graph77
©FLAGSHIP LINE, Inc.