DATAFLUCT、衛星データを活用した新たなデータビジネスに挑戦

DATAFLUCT、衛星データを利用した新たなビジネスモデルを展開

株式会社DATAFLUCTが、国内5社目のJAXAベンチャーに認定されました。同社のビジョンは「データを商いに」というもので、これまで限られた企業しか利用できなかった衛星データを一般企業や個人が活用できるようにすることにあります。これによって、地球上のさまざまな社会課題や事業課題に対して、データ駆動型の解決策を提供することを目指しています。

DATAFLUCTとは

DATAFLUCTは、埋もれているデータから新たな価値を引き出すデータビジネス専門の企業です。JAXAの知的財産を活かし、衛星データやビッグデータのビジネス活用を推進するリーダー的存在として、今後の活動が期待されます。特に宇宙技術に関連する知見を持つ新規事業専門家たちが設立し、革新をもたらしています。

事業内容

DATAFLUCTはデータビジネスに特化したSaaSを整備し、主に以下の三つのサービスを展開します。

1. DISCOVERY: 衛星画像検索の民主化
- 衛星画像を誰でも検索し、活用できる無料サービスを準備しています。ユーザーはインターフェースを通じて衛星画像にタグ付けし、自らデータ作成に参加することができます。
- このサービスにより、過去の画像との比較が可能になり、新築や特定物件の検出が容易になります。

2. MARKETING: AI商圏分析
- 商業用不動産の立地選定をAIで支援するサービスです。人流データやオープンデータを活用し、適切な出店先を見つけることができます。出店戦略の失敗を減少させることを目的としています。
- 2019年10月から国内版のベータサービスを開始します。

3. PRICING: 廃棄ロス解消のためのダイナミックプライシング
- 気象データや人流データを活用した需要予測モデルを提供し、食品スーパーの廃棄ロスを減少させるサービスです。具体的な商品に対して的確な価格設定を行い、消費者への値引きも行う仕組みです。