Back Marketが発表した2025年の総流通取引額
世界最大のリファービッシュ電子機器に特化したマーケットプレイス、Back Market Japanの2025年の総流通取引額(GMV)が約5460億円(35億米ドル)を超え、前年比32%の成長を遂げたことが発表されました。特に、2025年のブラックフライデー期間中のGMVは前年比41%増を記録し、同社史上最大の売上を達成しました。
成長の背景
この成長の背景には、リピート購入の増加やカテゴリーの拡充、そしてスマートフォン以外のリファービッシュ品への信頼の高まりがあるといいます。特に、日本を含む消費者は、最新機種に対する乗り換え意識が薄れ、新品ではないデバイスを意に選ぶ傾向が強まっています。
欧州市場の重要性
Back Marketにとって最も成熟した市場となっている欧州では、リファービッシュ品が一般的な選択肢として受け入れられ、消費者の信頼と期待が得られています。特に、2014年にフランスでサービスを開始した際には、EBITDAマージンを35%達成するなど、事業が順調に成長しています。この成功が、リファービッシュ品というカテゴリーの拡大に寄与しています。
日本市場の成長
日本市場においても、Back Marketは2021年からのサービス提供を開始して以来、安定した成長を続けています。特に、リファービッシュiPhoneの売上が好調で、iPadやMacBookなどの主力商品が全体の売上を牽引しています。また、2024年からスタートした「新品バッテリーオプション」は、スマートフォンカテゴリー全体の売上の25%を占める結果となっています。このオプションの導入により、品質の向上とともに消費者の信頼を得ています。
米国市場のポテンシャル
米国市場もまた、成長の兆しを見せています。現時点では成熟度が低いものの、GMVベースではバックマーケットの展開国の中で最も大きな市場に成長しています。2025年には、米国の主要テスト市場が同社全体の平均を40ポイント以上上回る成長を見込んでおり、AIやクラウドサービスの発展が影響していると考えられています。
未来への展望
CMOのジョイ・ハワード氏によると、デバイスの重要性そのものは減少することはないものの、そのあり方が変わってきています。これにより、リファービッシュ品は環境的にも経済的にも最適な選択肢になりつつあります。特に、Z世代の消費者の約50%が次回のスマートフォン購入にリファービッシュ品を選ぶ意向を示しており、価値観の変化が顕著です。
今後の取り組み
Back Marketは、2026年に向けて修理業界のリーダーや政策立案者との対話を深めていく方針を示しています。今後のMobile World Congressでは、AIやクラウド領域の変化についてのパネルディスカッションを予定しており、業界とのさらなる連携を図っていく考えです。
まとめ
バックマーケットは、リファービッシュ品を扱う世界最大級のマーケットプレイスとしての地位を確立しつつあります。持続可能なビジネスを目指し、商品の品質向上と環境保護に取り組む姿勢は今後さらなる評価を得てきそうです。特に、環境に配慮した消費行動が広がる中、リファービッシュ品が選ばれる理由が明確になってくることでしょう。