小澤征爾氏の教えを継承する新たなオペラカンパニーが発足

東京オペラNEXT設立の背景と未来への展望

日本の音楽界に新しい風を吹き込むべく、「東京オペラNEXT」が誕生しました。このオペラカンパニーは、小澤征爾氏の弟子であり音楽監督の村上寿昭氏の指導のもと、次世代の音楽家たちに音楽の真髄を伝えるために設立されました。

小澤征爾氏の教えを受け継ぐ次世代の音楽家たち

村上氏は、桐朋学園で小澤氏から学びながら、日本国内外で数多くの音楽活動を行ってきました。彼は、小澤氏から受け継いだ音楽への情熱と教えを、若い世代に伝えるために「東京オペラNEXT」を設立しました。これにより、彼自身が得た豊かな経験を次世代の音楽家たちに引き継いでいくことが可能になるのです。

東京オペラNEXTの活動には、村上氏の門下生である2名の音楽スタッフも参加し、指揮から音楽制作に至るまで、実践的な経験を提供していきます。彼らは、小澤氏の教えをはじめとするリアルなオペラ制作の体験を得ることができるでしょう。

東京オペラNEXTの目的と事業内容

「東京オペラNEXT」は、一般市民を対象にクラシック音楽文化の振興を目指し、国民の生活を豊かにし、グローバル社会で活躍できる人材を育成することを目的としています。

主な事業内容は次の通りです：
1. オペラやコンサートの公演事業
2. プロ志向者を対象にした音楽教育プログラム
3. 音楽文化の普及活動
4. 受託事業

これらの事業を通じて、アーティストの育成や公演の企画・制作、教育活動など、多岐にわたるプロジェクトを展開していく予定です。

設立の背景と発起人たちの思い

日本のオペラの発展と普及を目指して、村上寿昭氏とソプラノ歌手の天羽明惠氏が始めたプロのオペラ歌手およびコレペティトゥーアの勉強会が、東京オペラNEXT設立のきっかけとなりました。二人は、欧州での活動経験を活かし、日本の音楽文化をさらに発展させるために力を合わせていく意義を見出しました。
さらに、コントラバス奏者の大黒屋宏昌氏も加わり、独自の音楽家集団であるNEXT管弦楽団が結成されました。このように、多彩な専門家が集まることで、東京オペラNEXTは他に類を見ない音楽家集団として発展するでしょう。

今後の展望と記念公演のご案内

東京オペラNEXTは、2024年4月30日（火）に、旗揚げヨペラガラコンサートを小金井宮地楽器ホール小ホールで開催します。この記念公演では、6名のオペラ歌手が登場し、バイオリンとピアノによる荘厳な演奏がフューチャーされます。
開演は19時、チケットは電子チケットでの販売も行われており、多くの方々に足を運んでいただきたいと期待しています。

この公演を通じて、音楽を愛する人々と新しい才能たちが繋がり、オペラ文化のさらなる発展が促進されることを願っています。