築地場外市場で始まるIoTゴミ対策の新たな取り組み

新しいゴミ対策が築地場外市場で始まる

2024年12月4日、築地場外市場は新たにIoTスマートゴミ箱「SmaGO」を8台導入します。この試みは、観光客や地元の人々が快適に過ごせる街づくりの一環として実施されるもので、近年のインバウンド需要が高まる中で顕在化したゴミ問題への対応を目指しています。

背景

築地場外市場は、観光の中心地となり多くの訪問者が訪れるエリアです。しかし、その魅力から生じる食べ歩き文化は、ゴミの増加とポイ捨ての問題を引き起こしています。この問題を解決するため、東急リゾーツ＆ステイ株式会社とNPO法人築地食のまちづくり協議会、株式会社フォーステックが連携し、最新のIoT技術を導入することになりました。

「SmaGO」の設置について

「SmaGO」は、圧縮機能を備えたスマートゴミ箱で、ゴミを1/5に圧縮し、清掃作業が効率化されます。ゴミ箱の正面には、ピクトグラムと多言語表記をデザインし、訪問者が分かりやすくゴミの分別をできるよう配慮されています。また、側面には、地域の環境美化活動を紹介することで、公共の場での行動変容を促進する狙いがあります。

「SmaGO」とは

「SmaGO」は、株式会社フォーステックが提供するIoTスマートゴミ箱で、太陽光発電と蓄電機能が付いています。このゴミ箱は自動的にごみの量を管理し、最適なタイミングでの回収を可能にします。結果として、無駄なゴミ回収を減らし、効率的な運用が実現されます。

当取り組みにより、観光業と環境保護の両方に貢献する新たな試みがスタートすることになります。観光庁が推進する持続可能な観光事業に基づき、この施策は地域の魅力を維持しつつ、訪問者にとって心地よい空間を提供することを目指しています。