中高生が創る未来の都市
東京都は、「チルドレンファースト」を掲げ、子供たちを政策の中心に据えた新しい取り組みを開始しました。その名も「中高生政策決定参画プロジェクト」と「TEENS SQUARE TOKYO PROJECT 2025」です。これらのプロジェクトは、子供たちが主体的に意見を表明し、それを政策に反映させることを目指しています。
1. 中高生政策決定参画プロジェクトの概要
このプロジェクトは、東京都内に在住または在学の中学生および高校生を対象に、彼ら自身が興味を持つテーマについて話し合い、政策に提案することを目的としています。具体的には、選ばれた10名の中高生が、仲間と共に以下のテーマに基づく議論を行います。
- - 中高生にビジネスや起業に親しみを持ってもらおう
- - 挑戦者を生み出す東京へ
活動は5月上旬から8月下旬にかけて行われ、参加者にはグループワークや意見交換の機会が与えられます。さらに、活動ごとに3,000円の活動費が支給され、子供たちの意見を実際の政策に結びつける重要な役割を担います。
2. TEENS SQUARE TOKYO PROJECT 2025の魅力
もう一つのプロジェクト、「TEENS SQUARE TOKYO PROJECT 2025」では、国際交流を通して子供たちに世界とのつながりを持たせようとしています。このイベントは、東京で行われるシンポジウムに参加するために、海外の10代の子供たちを招いて実施されます。
- - シンポジウムのテーマ: わたしが考える「こどもにやさしい都市」
- - 参加国・地域: ベルギー、アイルランド、インドネシア、台湾
子供たちはシンポジウムを通じて、他国の文化や視点について学び、意見交換を行います。また、東京都こども基本条例を基にしたワークショップを実施し、自らの考えを発表する機会も設けられます。
3. 参加方法について
これら二つのプロジェクトへの参加には、共通して応募期間が設けられています。令和7年3月7日から4月13日まで、応募フォームから必要事項を記入し、申し込むことができます。また、選考は応募内容や作文によって行われ、結果は4月下旬頃に通知されます。参加費用は無料ですが、活動に伴う交通費等は自己負担となります。
4. 子供の未来を考える
これらの取り組みは、子供たちが社会に対して積極的に関わり、自らの意見を発信できる機会を与えるだけでなく、大人たちにも子供の声の大切さを再認識させるものです。東京都は、これらを通じて「子供にやさしい都市」の実現に向けた重要な一歩を踏み出しています。このようなプロジェクトに参加することで、中高生たちは新たなビジョンを持ち、未来のリーダーへと成長していくことでしょう。
これからの都市を私たちの手で築き上げるための第一歩を、あなたも踏み出してみませんか?