脱炭素米生産の提携
2025-07-17 13:28:35

BASF、NEWGREEN、ヤマタネ、脱炭素米生産の新たな戦略的提携に向けた協議開始

BASF、NEWGREEN、ヤマタネによる脱炭素米生産の提携



日本のコメ生産を持続可能なものにするため、BASF、NEWGREEN、ヤマタネの3社が新たな戦略的提携に向けた協議を開始しました。この提携は、脱炭素や低環境負荷を重視した米の生産・流通と、その付加価値を高めることを目的としています。特に注目されているのは、水を有効活用しながら生産性を向上させる「節水型乾田直播栽培」という新たな栽培方法の導入です。

持続可能な栽培法の必要性



日本の農業は高齢化や後継者不足、気候変動といったさまざまな課題に直面しています。これにより、安定した品質と供給を確保することが難しくなっているのが現状です。水稲の生産においても、今後の課題を解決するためには新しい栽培方法の導入が急務です。そこで、3社は生産者がより良い収益を得られるような仕組みを整えようとしています。

節水型乾田直播栽培の導入



提携の中で特に注目されるのは、「節水型乾田直播栽培」です。これは水を張らずに直接種を播く方法で、通常の栽培に比べて多くの工数を削減できるメリットがあります。BASFは、これにデジタル技術を組み合わせた『xarvio®デジタルファーミングソリューション』を活用し、AIを駆使して農学的意思決定を行うことで、生産材の付加価値を高める方向に進んでいます。

3社の理念とサポート体制



BASFの富士宗一郎部長は、環境面、経済面、食料安全保障といった多様な課題を解決するために、デジタル技術によって新たな価値を創出し、安定した供給を実現することが目指されていると述べています。一方のNEWGREENは、農業の生産性を向上させることを主眼に、環境負荷を低減するための新たな流通モデルの構築を進めるとしています。

ヤマタネの100周年を迎える意気込み



ヤマタネも、2024年に創業100周年を迎えるにあたり、持続可能な農業の生産と食料供給に貢献すべく、今回の協力によって生産者に新たな収益源の確保や安定した販路の提供をサポートします。これによって農業現場が一層持続可能な選択を行えるような、サプライチェーンの構築を目指しています。

まとめ



BASF、NEWGREEN、ヤマタネの3社が協力して実現しようとしている脱炭素化と低環境負荷農業の推進は、日本の農業に新たな息吹をもたらす可能性を秘めています。これらの新しい取り組みを通じて、持続可能な栽培法と流通の確立が期待されており、将来的な食料供給の安定性にも寄与することでしょう。


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会社情報

会社名
BASFジャパン株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町3-4-4OVOL 日本橋ビル3階
電話番号

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