九州の農業を未来へ導く展示会、九州アグロ・イノベーション2025
一般社団法人日本能率協会(JMA)が主催する「第11回 九州アグロ・イノベーション/九州みどりの食料システムEXPO 2025」が、2025年9月17日(水)から18日(木)の2日間、福岡市のマリンメッセ福岡 B館で開催されます。この展示会は、九州の農業生産者や関連団体が集まり、最新の技術や情報交換を目的とした重要なイベントです。
九州の農業現状と展示会の重要性
九州は全国でも有数の農業地帯であり、全国の農業産出額の20%を占めています。特に、関東や東山に次いで多く、多くの食料供給の拠点となっています。しかし、競争が激化する現代の農業界では、持続可能な生産手法と効率的なビジネスモデルが求められています。
この展示会は、農業生産者と農業団体、さらには自治体関係者との貴重な交流の場を提供します。生産者が抱える様々な課題を解決するために、最新技術や情報が共有され、新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されています。
展示会の見どころ
1. 注目の講演会
講演会は全31セッションが開催され、生産者が直面する課題や最新の取り組みについての情報が披露されます。特に、福岡県鞍手町で大規模な稲作を行っている遠藤農産の社長による講演や、若手農家が参加するパネルディスカッションは注目です。これにより、生産者側からのリアルなメッセージを発信し、業界の最新トレンドや収益の向上に向けた視点が提供されます。
2. スタートアップエリア
展示会場内には、九州大学や農研機構、福岡県農林業総合試験場などが出展し、最新の情報を全国に向けて発信します。若手農業経営者や学生が新しいアイデアや技術を紹介し、農業の未来を切り開く様子を見ることができるでしょう。
3. 企画展示「農業イノベーション」
「農業イノベーション~収益と環境を両立する最新技術~」というテーマの下、多くの企業が参加します。各社が独自の技術やソリューションを紹介し、農業の効率化や持続可能性を追求します。
4. 農林水産省の協力による最新情報展示
農林水産省によるスマート農業関連のパネル展示も行われ、農業界における最新情報が提供されます。この展示は、特に自治体や農業団体にとって重要な資源となります。
5. 特別企画「まるごと!農・畜・水産マルシェ」
厳選された日本の農産物、畜産物、水産物を紹介する「まるごと!農・畜・水産マルシェ」が特別企画として用意され、多彩な食文化を国内外に発信します。これにより、訪れた人々は新たな発見を楽しむことができるでしょう。
同時開催展との連携
同時開催される「第7回 Hospitality & Food Week in 九州・沖縄」も注目です。外食業界向けの展示会で、和牛や日本茶などをテーマにした新しい提案が行われる予定です。
開催概要
- - 会期: 2025年9月17日(水)~18日(木)
- - 場所: マリンメッセ福岡 B館
- - 出展者数: 172社/213ブース(昨年125社/163ブース)
- - 来場者数の予測: 4,000名
入場料は1,000円(税込)ですが、招待券または事前登録を持参すれば無料で入場することができます。事前登録は公式サイトから可能です。
公式サイト
公式サイト:
九州アグロ・イノベーション
この展示会に参加することで、九州の農業界の未来を共に考え、新たな道を切り拓く貴重な機会になるでしょう。農業に対する関心が高まる中、ぜひ足を運んで、九州の農業を代表する技術や人々と出会うことをお勧めします。