命の尊さと生きる力を宿した医療ウェアプロジェクト始動

新しい医療ウェアプロジェクト「Scrub Canvas Club」

クラシコ株式会社が、NPO法人ワンダーアートとのコラボレーションによって、魅力的な医療ウェアの新プロジェクトを始めたことをご紹介します。このプロジェクトは、医療従事者が日常的に使うスクラブをアート作品として展開し、「命の尊さ」と「生きる力」を伝えることを目的としています。「Scrub Canvas Club」と名付けられたこのシリーズは、医療現場のために創り出された新しい形のスクラブです。

プロジェクトの背景とテーマ

今回のプロジェクトは、「WONDER BEING」というテーマのもとに展開されます。北海道・旭川市に位置する旭山動物園の理念に共鳴し、動物たちの命の力強さや優しさを医療現場に届けたいと願う気持ちが込められています。クラシコとワンダーアートは、2024年12月27日に旭山動物園を訪れ、そこでの体験がプロジェクトの出発点となりました。動物たちのありのままの姿を通じて、「生きること」のかけがえのなさを感じ、この想いを医療現場の人々に伝えたいという思いが生まれました。

アートを使ったスクラブのデザイン

プロジェクトには、6名のアーティストが参加し、それぞれの創造力で動物たちの姿を表現したアート作品が、新たな医療ウェアとして具現化されています。これにより、スクラブを単なる作業着ではなく、心に寄り添うアイテムとして提案しています。着る人と見る人の双方に癒しをもたらし、対話のきっかけを提供することを狙いとしています。

特徴的なデザイン

各アーティストは、自由なスタイルで動物たちの特徴を捉え、スクラブに落とし込んでいます。例えば、ネイビー色のスクラブは、夜の空を舞う動物たちのシルエットで彩られています。アーティスト・大和田紳介さんの手による切り絵スタイルのデザインが、多彩な刺繍カラーで再現されています。その他にも、緑が基調のスクラブには細川隆之介さんの動物図鑑のようなアートが施され、上品さと温かみを兼ね備えています。

また、オレンジ色のスクラブには、まんまるい猛禽類が表現されており、自然との調和を感じさせるデザインです。アーティストの有我樹さんによるチャコール色のスクラブは、一見シンプルながらも、隠れた動物たちの表情や動きを楽しむことができる作品となっています。

サステナブルな取り組み

この新しいスクラブは高機能な素材を使用しており、抗菌加工が施されています。さらに、一部にはリサイクル素材が採用されており、環境への配慮もされています。また、特別にデザインされたアートは、背裏やポケット裏に巧みに配置され、医療現場で働く人々にこのプロジェクトのメッセージが伝わることを願っています。

限定ノベルティやイベントの開催

プロジェクトの開始に伴い、クラシコの店舗では特別なイベントが開催される予定です。横浜店と名古屋店では、アーティストたちによるオリジナルアートの展示が行われ、さらに、オリジナルノベルティも配布される予定です。また、プロジェクトに関連するアイテムとして、トランプやアクリルキーホルダーも展開され、これによりアートがより身近に感じられる工夫がされています。

未来に向けての展望

このプロジェクトを通じて、医療現場に新たな風を吹き込み、命の尊さや生きる力について考えるきっかけを提供できたらと考えています。クラシコが創り出す医療ウェアに込められた想いは、「医療従事者に笑顔を届けたい」というものであり、それが実現することで、医療の持続可能性にも貢献できることを目指しています。

新感覚の医療ウェアを身に着けることで、医療従事者だけでなく、患者やその家族にも温かさをお届けできるプロジェクトになることを期待しています。