研究開発を加速する新たな取り組み「Science Hive 2025」
シードVCの「THE SEED」は、若手研究者向けのイベント「Science Hive 2025」に協賛し、研究とビジネスの接点を提供することを発表しました。このイベントは、研究者と企業、投資家が集まり、新しいビジネスの可能性を探るための貴重な機会です。企業や団体の参加が期待される中、若手研究者たちがどのように社会に貢献できるかを模索します。
協賛の背景と目的
「THE SEED」はこれまで、研究開発系スタートアップへの投資支援を行ってきましたが、研究者とビジネスを結ぶ仕組みが不足している現状に課題を感じていました。そこで、自社が主催する「スタートアップ関西」を通じて、スタートアップと企業の連携を促進する活動を実施。今回の「Science Hive 2025」への協賛は、より多くの研究者にビジネスに関わる機会を提供するための一環です。
このイベントでは、幅広いセッションが用意されており、スタートアップのライトニングトークやR&Dの早期事業化に関するディスカッションが行われます。研究成果をビジネスに実装するための具体的な議論がなされることで、参加者の視野が広がるでしょう。
「Science Hive 2025」の詳細
「Science Hive 2025」は、2025年3月13日に東京大学本郷キャンパスで開催されます。開場は12時30分、イベントは13時から18時30分まで行われ、20を超える企業や団体が参加予定です。公式サイトも開設され、詳細な情報が確認できます。
さらに、THE SEEDは今後も研究開発系スタートアップへの投資を進め、特に事業化に向けたPoC(Proof of Concept)支援を強化していく考えです。この取り組みにより、製品開発の初期段階から商業化に至るまでのスムーズな流れを構築し、研究成果が社会に還元されることを目指しています。
代表のプロフィール:廣澤太紀
「THE SEED」の代表を務める廣澤太紀氏は、大阪府出身で1992年生まれ。シードVCに入社後、投資先の支援に従事し、2018年に独立して「THE SEED」を設立。現在、約34億円を運用しており、プレシードやシードステージでの投資を行っています。これまでの実績として、スマートコーヒースタンド「root C」や農業支援のAGRI SMILEなど、様々なスタートアップに投資してきました。
これからの展望
THE SEEDは、20代の若手起業家を支援することを中心に活動しており、今回は「Science Hive 2025」を通じて、さらなる研究とビジネスの結びつきを強化し、新たなイノベーションの芽を育てていく予定です。このイベントが、若手研究者と企業の架け橋となることは間違いありません。研究とビジネスの融合が進む中、次世代のスタートアップがどのように成長していくのか、その過程を見守りたいものです。