AIが進化させる保育園の写真販売サービス「えんフォト」
株式会社うるるが提供する「えんフォト」は、全国4,900以上の保育園で利用されており、累計34万人以上の保護者が参加しているオンライン写真販売サービスです。このたび、新たにAIを活用した機能「登場回数チェック」が追加され、園児ごとの写真への登場回数が瞬時に分かるようになりました。
新機能「登場回数チェック」の概要
この新機能は、機械学習モデルを利用した画像解析技術によって、園児たちの写真がどれだけ登場しているかを自動でカウントします。これにより、これまでの目視によるカウント作業が不要となり、園職員の負担が大きく軽減されることが期待されています。
1. アップロードで自動カウント
園職員が撮影した写真を「えんフォト」にアップロードすると、予め登録している園児の顔を認識し、その登場回数を自動で計算します。保護者にアルバムを公開する前に、園児の登場回数を確認できるため、各アルバム内での登場回数のばらつきを防ぐことも可能です。
2. 直感的なUIで情報を把握
「登場回数チェック」では、園児ごとの登場回数だけでなく、各園児における平均枚数も表示されます。この見やすいインターフェースにより、簡単に基準となる数値を確認でき、さらなる業務のスムーズな運営が実現されます。
3. 年間の平均枚数も確認可能
この機能は年度単位でアルバムに適用されるため、年間を通しての園児ごとの登場回数を確認でき、月ごとやイベントごとにバランスを意識して撮影する助けになります。これにより、イヤーブックや卒園アルバム制作時の手間が削減されます。
開発の背景
写真販売は、保護者にとって子どもの成長を振り返る重要な機会ですが、園職員にとってはバランスよく園児を撮影することが大きな負担となっていました。実際にえんフォトが実施した調査によると、保育現場における写真撮影の業務が、職員にとってストレスの要因であったことが明らかになっています。この新機能により、この現状が改善されることを目指しています。
開発者の思い
えんフォトの開発課の岩﨑氏は、「園職員の運用をいかに支えられるか」を念頭に置き、単に情報を表示するだけではなく、その結果を基にした具体的なアクションに繋げられる機能の開発に努めました。
今後の展望
「えんフォト」は、引き続きAI技術を活用し、保育園での写真販売における業務の負担を軽減し、保育のデジタルトランスフォーメーションを推進していきます。保育に関わるすべての方々に喜んでもらえるよう、サービスのさらなる向上に努めます。
えんフォトの詳細はこちら
2024年には新たな機能も続々と予定されています。これまで以上に使いやすく、保護者と園児の思い出を大切にするサービスを目指しています。
株式会社うるるの概要
「えんフォト」を運営する株式会社うるるは、2001年に設立されたテクノロジー企業です。保育園・幼稚園向けのサービスだけでなく、様々な事業を展開しており、クラウドワーカーを活用したビジネスモデルをあしらった利便性の高いサービスを提供しています。