freee人事労務が新機能を導入
フリー株式会社が提供する「freee人事労務」は、業務の効率化を図るために新たに『カスタム権限機能』を開始しました。これにより、各部署での業務分担が可能となり、労務担当者の負担を大幅に軽減することが期待されています。
カスタム権限機能の概要
この機能では、freee人事労務内の各機能に対して利用権限を設定することができます。これまでのシステムでは、権限の設定が細かくできなかったため、労務担当者が全ての業務を担う必要があり、多くの負担がかかっていました。企業の規模が拡大するにつれ、さらにその負担は増す一方でした。
権限の個別設定で業務を委譲
カスタム権限機能により、特定の部署や役職のメンバーに業務を委譲することができます。たとえば、事業部長には全従業員情報の閲覧を許可しつつ、編集は不可とする設定が可能です。また、外部社労士を招待し、給与計算や労務手続きを依頼する際には、一部の従業員情報の閲覧を制限することもできます。これにより、労務業務が分散し、各人が専門性を発揮できる環境が整います。
効率的なデータフローとコミュニケーションフロー
カスタム権限機能によって、データの流れやコミュニケーションの流れが効率化されます。以前は、労務担当者や一部の管理者のみが人事関連の業務を担っていましたが、これからはその一部を各部署に委譲することで、確認作業や従業員へのリマインドといったコミュニケーションコストを削減できます。
freeeのビジョン
freeeでは、「スモールビジネスを、世界の主役に。」という理念のもと、誰もが自由に経営できる統合型経営プラットフォームの実現を目指しています。日本発のSaaS型クラウドサービスとして、様々なパートナーや金融機関と連携し、オープンなプラットフォームの構築を進めています。
まとめ
freee人事労務のカスタム権限機能は、労務業務の効率化に貢献し、各部署に業務を委譲することで、管理職や労務担当者の負担を軽減します。今後もこの機能が、多くの企業の業務効率を向上させるきっかけとなることが期待されます。