全国ジビエフェアが再び開催
全国各地でコロナ禍が徐々に収束し、外食文化が復活する中、注目されているのが国産のジビエ肉です。株式会社ぐるなびが毎年実施している「全国ジビエフェア」は、今年も開催されることが決定し、参加店舗の募集が始まりました。本フェアは、消費者にジビエの魅力を伝え、野生鳥獣肉の利用を促進することを目的としています。
令和6年度全国ジビエフェア概要
- - 開催期間: 2024年11月1日(金)~2025年2月28日(金)(予定)
- - 内容: ジビエを取り扱う飲食店や小売店の情報を特設サイトで紹介
- - 公式サイト: 全国ジビエフェア特設サイト
昨年も多くの店舗が参加し、ジビエの楽しさやおいしさをアピールしましたが、今年もさらなる広がりを見せることが期待されています。特に、SNSを用いた情報発信が強化され、参加者が自らの魅力を発信しやすくなっています。
ジビエ需要の拡大
近年、農林水産省の調査によると、令和4年度の食肉としてのジビエ販売量は前年より増加しているものの、利用量は依然として国が掲げた目標には及んでいません。ジビエは、野生鳥獣による農作物被害を軽減する役割も果たすため、積極的な取り組みが求められています。特に、ハンターからの直接購入なども促進し、地元の食材としての価値を高める必要があります。
ジビエフェアの参加条件
今年度の全国ジビエフェアには以下の条件で参加が可能です:
1. 国産のシカ肉、イノシシ肉、皮革等を取り扱うこと。
2. 定められた衛生管理基準を遵守すること。
3. 食肉処理業の営業許可を得た施設で処理された肉を仕入れること。
4. ジビエを提供する期間や長さは自由で、既存のメニューでの参加が可能。
これにより、様々な業態の店舗が参加でき、多様なジビエ料理が提供されることが期待されています。
参加店舗の声
昨年のジビエフェアに参加した店舗からは、集客効果や食材の特殊性についてポジティブな声が寄せられています。特に、ジビエを求めて来店する顧客が増えたことを実感している店舗が多く、季節の特別な食材としてのジビエの人気が伺えます。
また、ジビエを初めて食べた方にその美味しさを知ってもらえる機会にもなっており、食文化の発展に寄与しています。
今後の展望
「全国ジビエフェア」は、単なる食事のイベントという枠を超えて、地域の自然環境への配慮や、持続可能な食文化の推進にも貢献する重要な機会となります。ジビエの利用促進は、農作物を守りつつ、地域経済を活性化する大きな力となるでしょう。
今年も多くの方々に、ぜひ「全国ジビエフェア」でジビエを味わい、その魅力を感じていただきたいと思います。