甲斐扶佐義初回顧展
2019-09-04 17:40:36

二条城で開催された甲斐扶佐義の初回顧展「京都詩情」

伝説の写真家・甲斐扶佐義の初顧展「京都詩情」



2019年9月21日から10月6日まで、二条城で開催される甲斐扶佐義の初回顧展「京都詩情」では、彼が撮影した京都の風景や人々の温かみある瞬間が展示されます。甲斐氏は1949年に大分で生まれ、京都を愛し、この街の魅力を写真を通じて広めてきました。

芸術の息吹を感じる場所、二条城



この展覧会の舞台となる二条城は、世界遺産にも登録された重要文化財です。古の歴史が息づくこの場所で、甲斐氏が捉えた京都の情景を堪能することができます。彼の作品には、街中の美しい瞬間が鮮明に映し出されており、観覧者は個々の写真から時を超えたストーリーを感じることができます。

例えば、彼の撮影した「シャボン玉と少女」という作品では、無邪気な少女がシャボン玉を追いかける姿が捉えられており、観る者に温かい幸福感をもたらします。このように、彼の写真は京都の様々な側面を映し出し、その土地への深い愛情が表れています。

甲斐扶佐義のユニークな経歴



甲斐扶佐義は、単なる写真家としてだけではなく、文筆家であり、店舗経営者としても知られています。1990年代には京都新聞でフォトエッセイを連載し、それにより彼の作品はさらに多くの人々に親しまれることとなりました。彼が経営する場所、伝説の喫茶店「ほんやら洞」や「Bar八文字屋」は、多くの文化人が集う場として知られています。

彼の作品集は40冊以上に及び、「路地裏の京都」、「Beautiful Women in Kyoto」、「京都の子どもたち」など、京都をテーマにした多くの写真集が出版されています。最近でも世界各地で個展を開催し、創作活動は活発に続けています。

イベント情報



展覧会期間中には、さまざまな関連イベントも開催されます。たとえば、甲斐扶佐義自身が行うギャラリートークや、著名なキュレーター・パスカル・ボースによるトークセッションがあります。また、初心者向けのワークショップも開催され、小学生から中学生を対象に、作品を観察し、それぞれの視点で表現する機会が提供されます。

さらに、「アニエスベー×甲斐扶佐義展」も同期間中に行われ、特別なカーディガンが展示されるとのことです。

最後に



「京都詩情」展は、来場者にとって特別なアート体験をもたらすことでしょう。国内外から訪れる観光客にも人気の高い二条城で、圧倒的なアートの世界を体感する機会をお見逃しなく。入場は無料ですが、二条城への入城料が必要となるため、事前に確認をおすすめします。これは、経済が活性化し、地域のアート文化が育まれる貴重な機会だと言えるでしょう。

会社情報

会社名
MUZ株式会社
住所
京都府京都市中京区雁金町373みよいビル202
電話番号
075-205-5396

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