東京センチュリーの新戦略
2021-03-31 13:30:02
東京センチュリー、持続可能な未来に向けた新たな財務戦略を展開
東京センチュリーが挑む持続可能な未来
東京センチュリーは、三井住友信託銀行との間で「サステナビリティ・リンク・ローン」の契約を締結しました。この新しい融資形態は、企業のサステナビリティ目標に基づく「サステナビリティ・パフォーマンスターゲット(SPTs)」を設定し、その達成度に応じて借入条件が変化する仕組みです。これにより、企業は環境や社会に配慮した経済活動の促進を目指すことができます。
サステナビリティ目標と経済活動
東京センチュリーは、独自の金融サービスを通じて、持続可能な経済成長に貢献することを重視しています。具体的には、太陽光発電をはじめとした環境調和型プロジェクトに注力しており、二国間クレジット制度(JCM)を活用した国際的な連携も進めています。このような取り組みは、環境負荷の少ない循環型社会の実現に向けた一歩として位置付けられています。
融資の概要
本件ローンは2021年の3月31日に実行され、契約期間は5年、融資額は150億円に達します。この資金は運転資金として利用され、持続可能なプロジェクトへの投資が見込まれています。特に、京セラTCLソーラー合同会社が運営する宮城・黒川メガソーラー発電所や、屋根置きおよび水上太陽光発電によるプロジェクトが考えられています。
多様なパートナーシップの活用
東京センチュリーは、さまざまなパートナーシップと協力しながら、環境に配慮したプロジェクトを推進しています。これにより、低炭素社会への貢献や社会基盤の整備を目指し、技術革新を通じた新たな事業の創出を強化しています。特にデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が、新たなビジネスチャンスを生む重要な鍵とされています。
第三者意見の取得
さらに、株式会社日本格付研究所からは、SLL原則に基づく契約の適正性や設定したSPTsの合理性に関する第三者意見を得ています。このようにも、透明性と信頼性の高い金融取引を実現することで、より多くの企業がサステナビリティを重視した活動に取り組むきっかけになることを期待しています。
東京センチュリーのビジョン
東京センチュリーは、国内外のパートナー企業との共同作業を通じて、「金融×サービス×事業」を融合させたビジネスモデルを展開しています。国内リース事業や国際事業など多岐にわたる領域で、社会が直面する課題の解決に貢献することを使命とし、サステナビリティを企業の中心に据えた戦略を推進しています。
終わりに
今後も東京センチュリーは、持続可能な未来を見据えた様々な金融サービスを提供し続け、企業との協働で新たな価値を創造していくことでしょう。環境に優しい社会の実現に向けて、さらなる取り組みが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
東京センチュリー株式会社
- 住所
- 東京都千代田区神田練塀町3富士ソフトビル
- 電話番号
-
03-5209-6710