高校生ドローンレーサー橋本勇希が世界の頂点に!
2024年11月、中国・杭州で開催された「FAI WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIP 2024」にて、日本代表の橋本勇希選手(17歳)が世界チャンピオンに輝きました。橋本選手の勝利は、日本のドローンレース界における大きな快挙で、多くの人々に感動を与えています。
橋本選手の快挙 - 世界一への道程
昨年、惜しくも準優勝に留まった橋本選手は、その悔しさを胸に一層の努力を重ねてきました。しかし、今年の大会も順風満帆とはいきませんでした。予選を見事にトップで通過した後、エリミネーションラウンドで一度は敗退。しかし、驚異的な集中力を発揮した彼は、敗者復活ラウンドで連続して勝利を収め、ついにファイナルへと進出しました。
決勝戦では、昨年のチャンピオンである韓国のキム・ミンチャン選手や、中国のトップパイロットに挑み、見事な技術とスピードで勝利を収めました。この勝利によって、橋本選手はジュニア部門でも優勝を果たし、全体とジュニアでの二冠を獲得。
橋本選手の思い
優勝後のインタビューで橋本選手は、昨年の日本一を達成した瞬間から「世界一」を目指すと決意したことを語りました。「練習から予選までは完璧でしたが、エリミネーションでの敗退はスリリングでした。しかし、何度もこのような道を通ってきたため、特に焦りはありませんでした。」と振り返り、自分のレースに集中していたといいます。「今年は多くの人々や環境の支えがあった。この結果は皆のおかげです。本当に感謝しています」と感謝の言葉を述べました。
日本代表も健闘!団体戦で3位入賞
また、日本代表チームも団体戦で3位に入賞を果たし、世界に日本のドローンレースの実力を示しました。日本代表は、橋本選手を含む5名で構成され、各選手がそれぞれの技術とスピードを駆使してレースに挑みました。シニア、ジュニア、女性選手が均等に配置されたチームは、団結して強力なパフォーマンスを発揮しました。
ドローンレースとは?
ドローンレースとは、高速で飛ぶドローンを操縦し、特設のコースをいかに速く正確に通過するかを競うエキサイティングなスポーツです。選手はゴーグルを装着し、ドローンからのリアルタイム映像を見ながら操縦するため、ドローンに『乗っている』感覚で挑むことができます。この視点は「FPV(First Person View)」と呼ばれ、そのスリルは多くのファンを魅了しています。
競技はスピードだけでなく、急カーブや障害物を通過する技術も要求され、複雑なコースが選手を待ち受けます。選手は自らカスタムしたレース用ドローンを使用し、制作・調整の段階から競争が始まっているのです。
最後に
この度の成功を支えてくれたスポンサー様、協力者様、ドローンレースファンの皆様に心から感謝いたします。橋本勇希選手と日本代表は、これからもさらなる高みを目指し続けます。
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