ソフト業界倒産増加
2026-03-09 10:30:07

2025年度ソフトウェア業界の倒産件数が過去最多ペースで推移

ソフトウェア業界の現状と課題



近年、ソフトウェア業界における倒産件数が急増しています。株式会社帝国データバンクの調査によると、2025年度のソフトウェア業の倒産件数は2月までに195件に達し、前年と同水準で推移しています。これは過去10年間で最も多い数字であり、この状況は小規模から中規模の事業者にとって厳しい経営環境を示しています。

倒産の背景



ソフトウェア業界は本来、需要が高く、受注環境は概ね良好ですが、根本的な問題として 慢性的な人手不足高騰する人件費 が挙げられます。特に、情報サービス業での人手不足感を訴える企業は69.2%に上ります。この人材不足は、企業が必要な技術者を確保できず、受注を逃すことに繋がっています。

さらに、受注環境は良好としても、実際の契約までには時間がかかり、その間の資金繰りが企業に大きな影響を及ぼしています。特に、受託開発においては多層的な業務委託構造が影響し、下流工程を請け負う小規模事業者は価格交渉で不利な立場に陥ります。これにより、賃金の支払いが難しくなり、経営に深刻な影響を与えるのです。

パッケージソフトウェア業の現状



パッケージソフトウェア業でも同様の問題が見受けられます。2025年2月までに38件の倒産が報告され、これは2000年度以降で最多の水準に達する見込みです。パッケージソフトウェアは収益化に時間がかかるため、プロジェクトが長期化すると人件費などの固定費が積み重なり、資金繰りが厳しくなります。

加えて、流行に左右されやすいゲームやスマホアプリ開発業者が倒産するケースも増加しています。特に、アフターコロナの影響で利用が減った実店舗向けシステムの需要も悪化しており、その影響で倒産件数がさらに増加しています。

人手不足の解消策



このような厳しい状況の中、企業の生き残り策として、いくつかの企業は、外部パートナーとの協業やリモートワーク、副業制度、フリーランスSEの活用を進める動きが見られます。ただ、これらの手法も短期的には人手不足の解消に至らないとの見方が多いです。

まとめ



ソフトウェア業界の受注環境は今後も良好であると期待されますが、その一方で人手不足と人件費高騰が続く限り、小規模事業者を中心に淘汰は続くことでしょう。今後の企業が持続的に成長していくためには、積極的な人材確保と育成に取り組む必要があります。今後も目が離せない業界の動向です。


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