広瀬九段が勝利
2024-09-15 13:03:46

広瀬章人九段が将棋日本シリーズ二回戦を制し準決勝進出

広瀬章人九段が将棋日本シリーズ二回戦を制し準決勝進出



2024年9月14日に熊本県のグランメッセ熊本展示ホールC・Dで行われた「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」二回戦第三局。ここで、広瀬章人九段が丸山忠久九段との対局を159手で制し、準決勝への進出を果たしました。

対局の概要


対戦は広瀬九段が先手、丸山九段が後手となり、開始早々から激しい戦いが繰り広げられました。両者は角換わり腰掛け銀の定跡に進み、65手目で千日手が成立。指し直し局でも同じく角換わり腰掛け銀に戻り、再び熾烈な戦いが始まりました。

広瀬九段は43手目の▲4五桂で攻撃を開始し、先手の優位に立とうとしました。しかし丸山九段も巧妙に対処し、次第にリードを取りました。しかし、そんな中で広瀬九段は見落としを利用して逆転を果たし、最後には自らの攻め切りを成功させました。

ハイライトと名場面


○ 振り駒では来場者が抽選で選ばれ、丸山九段が先手となりました。
○ 丸山九段の一手一手に観客から感嘆の声が上がり、対局の緊張感が漂いました。
○ 指し直し局の展開が特に注目され、広瀬九段が辛くも勝利をつかみ取った瞬間は、多くの将棋ファンの胸を打ちました。

両者のコメント


対局前に両者は様々な思いを語っており、丸山九段は熊本の印象や、広瀬九段の切れ味鋭い終盤戦について述べました。一方、広瀬九段も熊本に縁があることを挙げ、闘志を燃やしていました。彼は過去にこの大会で決勝に進出した経験を活かし、もう一度多くの局を指せることを目指していました。

勝利棋士・広瀬九段の感想


勝利を収めた後、広瀬九段は千日手からの再戦での苦労と、優位に立ってからの慎重な指し回しの重要性について語りました。特に129手目での▲6六馬の手が勝負を決めたと振り返り、すべてが緊張感に満ちた展開であったことを強調しました。また、次の準決勝に向けては、強敵との対局となることを意識しながらも、全力で対策を練ると語りました。

講評


将棋解説者は今回の対局を称賛しました。千日手に発展した時点での丸山九段の誤算を指摘し、広瀬九段が逆転勝利するまでの過程を詳細に分析しました。戦局が進むにつれ、丸山九段も接戦の中で新たな局面を見出す努力をしていたものの、最後の詰みを逃せず、広瀬九段が辛抱強く勝利をつかみ取ったと結論づけました。

この試合は、将棋ファンにとって興奮と感動を与える素晴らしいものとなり、今後の大会への期待も高める結果となりました。

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