KURAND、山形の後藤酒造店を買収し日本酒文化を継承

KURANDが後藤酒造店を事業継承

KURAND株式会社（本社：東京都足立区）は、グループ会社である株式会社王屋を通じて、山形県東置賜郡高畠町にある老舗酒蔵、株式会社後藤酒造店の全発行済株式を取得しました。この取り組みは、後藤酒造店が長年培った蔵の伝統や技術を未来へとつなげ、地域に根ざした酒造文化を守っていくためのものです。

KURANDのビジョン

KURANDは「お酒の新しい価値をつくり、世界中のあらゆる人々の人生に、楽しさ、豊かさ、幸せを届ける」というミッションを掲げています。オンライン酒屋「クランド」を運営し、日本全国200以上の酒蔵やメーカーと新たな酒の開発を行い、様々な酒の魅力を発信してきました。今回の事業継承により、さらに多様性と価値を持つお酒の提供が期待されます。

後藤酒造店の歴史と技術

創業は天明8年（1788年）の後藤酒造店は、高品質な日本酒を製造しており、国内外のコンペティションで数々の賞を受賞しています。この長い歴史と確かな技術力をもとにした酒造りは、地域に根づいた重要な文化でもあります。

酒造業界の課題と事業強化

近年、酒造業界は国内市場の縮小や酒米の価格高騰といった厳しい課題に直面しています。KURANDと後藤酒造店の統合は、これらの問題を解決し、清酒製造の技術と伝統を未来へつなげるための重要なステップです。後藤大輔氏は引き続き会社の代表取締役として経営に携わり、従来の技術やブランドの価値を大切にしながら、さらなる成長を目指します。

未来への取り組み

今後は、新商品開発やデジタルトランスフォーメーション（DX）を進め、顧客により良い価値を提供することに力を入れます。また、山形県の地酒メーカーとして地域密着型の酒造りや持続可能な産業モデルの構築にも取り組む姿勢を示しています。

今後もKURANDは、全国の酒造会社と新規取引や資本提携を通じて、日本のお酒文化を未来へつなげていく取り組みを続ける予定です。