木造建築の新たな章
2025-10-10 18:07:11

ポラスグループが誇る木造の魅力。ウッドデザイン賞を受賞

木の魅力を発信する拠点「ポラステクノシティ」



埼玉県越谷市に本社を構えるポラスグループが、木造建築の魅力を更に広げる情報拠点として新たに「ポラステクノシティ」を開設しました。この施設内に位置する「ウッドボックス」と「テクノラボ」が、名誉ある「ウッドデザイン賞2025」の建築・空間分野ライフスタイルデザイン部門で受賞しました。これにより、ポラスグループはウッドデザイン賞を4年連続で受賞するという快挙を達成しました。

ウッドデザイン賞とは?



ウッドデザイン賞は、一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催し、木材を活用した社会的な課題解決を目指す優れた活動やデザインを評価・表彰する制度です。この賞の目的は、木材の独自の特性や美しさをデザインを通じて再発見し、積極的に社会に広めることにあります。受賞作品は、通常の建築物や製品のみならず、空間や行動様式など、幅広く多様な分野が対象です。

「ウッドボックス」の魅力



「ウッドボックス」は、75分準耐火構造とZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)性能を兼ね備えた大規模木造事務所です。この建物は、一般流通住宅用の建材や大断面集成材をフルプレカットすることで、地域の工務店や職人の手で施行できるように設計されています。

特に注目すべきは、3階の研修室で、直径120mm、長さ12mの大断面集成梁を使用して施工された無柱空間です。これにより、32m×12m、総面積384㎡のフレキシブルな空間が生まれています。また、1階と2階は柱と梁を6,000mm以内におさめ、経済性と省施工を両立しています。

内装に使用されているのは国産木材で、経年変化による風合いが楽しめる仕様となっており、利用者に持続的な魅力を提供できます。

「テクノラボ」の革新性



一方、研究開発に特化した「テクノラボ」は、3階建ての住宅の実大実験が行える純木造の大型研究施設です。ここでは、ノンビス工法耐力壁を含む3層のクロス・ラミネート・ティンバー(CLT)や、高強度水平ブレース構造が採用されており、これによって強度と施工性が両立されています。

また、天井高は約12m、広さ20m×52.5mの開放的な空間が実現されており、平屋の店舗や倉庫、体育館など、様々な用途に転用可能です。このような柔軟な設計は、中大規模木造建築の普及にも寄与し、さらなる可能性を秘めています。

まとめ



ポラスグループの「ウッドボックス」と「テクノラボ」は、木材の特性を最大限に生かした建築デザインの新たな可能性を示しています。木造建築が持つ国産木材の美しさや機能性を未来へとつなげるため、今後も多様な取り組みが期待されます。次世代の木造建築に向けたこの動きは、我々の生活を豊かにする新しい価値を生み出していくことでしょう。


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会社情報

会社名
ポラス株式会社
住所
埼玉県越谷市南越谷1-21-2
電話番号
048-989-9111

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