革新的な小型熱交換器「ヒートル™」で省エネと省スペースを実現

株式会社リガルジョイントが新たに展開する「ヒートル™」

神奈川県相模原市に本社を構える株式会社リガルジョイントが、革新的な小型高効率熱交換器「ヒートル™」を発表しました。この新製品は、従来の熱交換器における排熱回収の課題を解決するために、独自の技術を駆使したものです。特に注目すべきは長さ100mmの伝熱管を使用し、優れた熱効率とコンパクトなサイズを実現している点です。

1. ヒートル™の技術的特長

SCFチューブの採用

本製品の核心技術である『多葉状伝熱管SCFチューブ』は、同じ直径の円管と比較してより大きな伝熱面積を確保します。この構造により、流路断面積を小さく設計することが可能となり、熱交換器自体の小型化が実現されます。

高耐久性

SCFチューブをフィンとして使用することで、内部には高温ガスの流路を形成します。外周側があまり高温にならない設計のおかげで、金属の変形が抑えられ、熱応力に非常に強い構造となっています。さらに、流路内にバッファルプレートが存在しないため、低圧力損失を保ちながら効率的な熱交換が可能です。

2. 急冷機能の実現

「ヒートル™」のもう一つの特徴は、高温ガスを急速に冷却できる点です。伝熱面積が大きく設計されているため、100mmの伝熱管を使いながらも、300℃のガスを30℃以下に急冷することが可能です。この機能は、空気流量が5NL/minの場合において実現されます。

3. コンパクト設計

全長160mmで伝熱管が長さ100mmというこの熱交換器は、シェルアンドチューブ型としては非常に珍しい小型設計です。特別な仕様書を必要とせず、標準品として手に入るのも大きなメリットです。

また、もし特定の仕様が必要な場合は、受注生産も行っているため、使用する環境に応じたカスタマイズが可能です。

4. 導入実績

「ヒートル™」は多くの産業装置に導入され、家庭用燃料電池の高温ガス冷却器としても実績があります。累計で63,000台以上の導入が記録されており、多くのエンジニアや管理者から高い評価を得ています。

省エネや熱交換効率の向上を考えているエンジニアの皆さまには、ぜひ実物を手に取っていただきたいエントリーモデルです。詳細な性能データや導入事例は、リガルジョイントの公式ウェブサイトで確認できます。

5. お問い合わせ

製品に関するお問い合わせは、株式会社リガルジョイント広報企画課までお電話ください。電話番号は042-756-7567で、受付時間は平日の8:30から17:30までです。さらに、公式ウェブサイトからは簡単にアクセス可能なお問い合わせフォームも用意されています。

リガルジョイントのホームページを見る

最新の技術を駆使した「ヒートル™」は、今後の熱交換器市場を席巻することが期待されます。これを機に、エネルギー効率の向上に貢献できる新たなソリューションを手に入れてみてはいかがでしょうか。