MetaRouterとMoloco、プライバシー重視の広告提供へ
このたび、カリフォルニア州に本社を置くMolocoと、コロラド州デンバーのMetaRouterが提携を発表しました。この協力により、オーストラリアおよびニュージーランドの小売業者やマーケットプレイスが、高度にパーソナライズされた顧客体験を安全に提供できるようになります。
提携の背景
Molocoは運用型機械学習(ML)を用いたパフォーマンス広告で知られており、一方のMetaRouterはサーバーサイドタグ管理のリーダーであるという特性を持っています。この二社の協力により、顧客データインフラストラクチャ(CDI)が強化され、データのプライバシーとセキュリティが確保されます。
プライバシーと同意の管理
特に注目すべき点は、MetaRouterが提供するサーバーサイドアプローチです。顧客の同意を基にデータを安全に処理することができるため、企業はデータの共有に対する制御を強化できます。これによって、顧客の信頼を得るための基盤が整います。
パーソナライゼーションの進化
Molocoのリアルタイム広告最適化技術とMetaRouterのデータ収集手法が組み合わさることで、企業は自社のプラットフォームおよび外部チャネルでも、個々の顧客に合った広告体験を提供できるようになります。これにより、顧客との関係が一層深まります。
広告効果の向上
特に注目されるのは、広告パフォーマンスと費用対効果(ROAS)の向上です。この提携によって、自社のサイト内外での広告において、より高いユーザーマッチ率を実現できるようになり、効率的な広告運用が可能になります。
両社の展望
Molocoのオーストラリア・ニュージーランド市場担当のジェイソン・バッグ氏は、「MetaRouterとのパートナーシップにより、プライバシーを重視したパーソナライズを提供できることが嬉しい」と述べています。また、MetaRouterの創業者ティム・ブランク氏も「プライバシーを重視する時代において、私たちの共通の使命は信頼と透明性を基盤とし、データ駆動の顧客体験を提供すること」と語っています。
この提携は、いままで以上に顧客のプライバシーを守りつつ、企業の成長を助ける新たな一歩と言えるでしょう。これからの展開には大いに期待が寄せられます。また、Molocoのさらなる詳細については公式ウェブサイトで確認できます。