ヨネックスと伊藤園が生み出した新しいゴルフ用グリップ
2024年9月下旬、ヨネックス株式会社は、人気飲料「お~いお茶」で知られる株式会社伊藤園と共同で開発した「茶殻配合グリップ」を発表します。この新製品は、ゴルフを愛する方に新たな体験を提供することを目的にしています。
茶殻リサイクルの取り組み
茶殻配合グリップは、伊藤園が持つ独自の「茶殻リサイクルシステム」に基づいて製作されています。このシステムでは、緑茶を製造した後に残る茶殻を有効活用し、付加価値のある製品を生み出しています。これにより、環境への負担を減らしつつ、新しい価値を創造することに成功しました。
特徴と機能
茶殻配合グリップの最大の特長は、緑茶に含まれる有効成分、特にカテキンやテアニンの抗菌性と消臭効果にあります。この機能は、グリップの主成分であるエラストマー(合成樹脂)に、伊藤園が開発した茶配合樹脂を加えることで実現されました。これにより、プレー中も常に清潔な使用感を保つことが可能です。さらに、エンドキャップの色にはお茶葉をモチーフにした深いグリーンが採用され、デザイン性にもこだわりが見られます。
誰でも手に入る
このグリップは、全国のゴルフ取扱店、ヨネックスのフィッティングスタジオ、そしてオンラインショップで購入することができます。プレイヤーは、ほのかに漂うお茶の香りを楽しみながらプレーを楽しむことができるでしょう。
ヨネックスの環境への取り組み
ヨネックスは「環境ビジョン2050」を策定し、「ブルーの空とグリーンの大地、そしてスポーツの未来のために」を掲げています。このビジョンのもと、脱炭素や廃棄物削減、エコ設計を三本柱とし、未来の世代が持続可能な形でスポーツを楽しめる環境づくりに取り組んでいます。
具体的には、テニスラケットの付属ケースを廃止し、100%リサイクル素材を用いた軽量化シューズボックスを導入するなど、持続可能なものづくりを進めています。
まとめ
「茶殻配合グリップ」は、ヨネックスと伊藤園の連携を通じて生まれた新たなゴルフ用グリップです。プレイヤーにとっては高い機能性が求められる中、抗菌性や消臭性は大きな魅力となるでしょう。これからのゴルフライフをサステイナブルに楽しむための一品として、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。