肉を食べて健康を保つ！藤田紘一郎氏が語る新しい腸健康法

最近の健康法では、野菜中心の食事や断食が推奨されています。しかし、実際の調査結果では、百寿者たちに共通する点は、彼らが肉を多く摂取していたという事実です。著者の藤田紘一郎氏は、50歳を過ぎたら肉を積極的に食べることが健康の秘訣であると主張しています。

藤田先生自身の体験からも、肉食がもたらす健康効果の重要性が明らかになっています。先生は3年前に糖尿病を患い、当初はカロリー制限ダイエットに挑戦しましたが、思うような成果は得られず、逆に症状を悪化させてしまいました。この経験から、肉食の重要性を再認識し、その結果、カロリーやコレステロールを気にせず肉中心の食事に切り替えました。

このように食生活を見直したことで、著者は糖尿病を克服し、体重を10キロ減少させ、血糖値、コレステロール、中性脂肪を正常値に戻すことに成功しました。現在、彼は健康的な日々を送ると共に、研究や講演、執筆活動に取り組んでいます。

では、なぜ肉が重要なのでしょうか。人間の体は50歳を境に変化し始め、成長から長寿に向かってシフトします。この時期には、主食や甘いものが栄養的には不要とされる一方で、肉から得ることのできる「コレステロール」が必要となります。コレステロールは、性ホルモンの材料となり、老化の進行を遅らせるための栄養素です。

藤田先生によると、肉を上手に食べることで、老化を防ぎ、生活習慣病も遠ざけることができるのです。特に、50歳を過ぎれば積極的に肉を食べることが、健康長寿のためには欠かせないと伝えています。大切なのは、カロリー計算に振り回されず、肉と野菜をバランス良く摂取する生活。これにより、体が必要とする栄養素を適切に補完し、充実した人生を送ることが可能になるのです。

新しく発売された書籍『50歳からは肉を食べ始めなさい』では、藤田氏が自身の経験をもとに、健康的な食生活の見直し方や肉食の利点について詳しく説明しています。本書を参考にすることで、さらなる健康的なライフスタイルを築く手助けとなることでしょう。