製造業向けIoTシステムとプロトコルコンバータの連携
株式会社ゴードーソリューションは、同社の製造現場向けIoTシステム『Nazca Neo Linka』と、サイレックス・テクノロジーの『FBR-100シリーズ』との製品連携を開始したことを発表しました。この連携により、製造業界におけるデータマネジメントの効率が大幅に向上します。
連携の内容
今回の連携では、サイレックスが手掛ける『FBR-100シリーズ』を利用して工作機械から収集した稼働情報を、ゴードーの『Nazca Neo Linka』が管理・分析する体制が整います。これにより、製造現場の情報がよりスムーズに活用でき、生産効率の向上に寄与することが期待されています。
連携によって可能になること
「FBR-100シリーズ」は、MTConnectやOPC UA、ModbusTCPといった標準通信プロトコルに対応しており、多様な工作機械に幅広く対応可能です。特にファナックやブラザーなどの主要メーカーの機器や、旧型機械、制御装置に至るまで、多種多様なデバイスと接続ができるのが大きな特徴です。
さらに『Nazca Neo Linka』は、機械の稼働情報に加え、自動識別技術のRFIDやバーコード、ビーコンからの情報も集めます。これにより、担当者ごとの作業時間や製造番号を自動的に収集し、従来の管理方式を大幅にアップグレードします。
この両社の連携は、製造現場のあらゆるリソース情報を集約することで、効率的で包括的なスマートファクトリーの実現を目指しています。
今後の展望
ゴードーとサイレックスは、この連携を活かし、稼働データの収集からその管理、活用に至るまでのソリューションを一緒に進めていく計画です。これにより、製造業の現場での改善施策や生産性の向上を強力にサポートし、業界全体の競争力を引き上げることが期待されています。
展示会への出展
加えて、ゴードーは2024年11月5日から10日まで東京ビッグサイトで開催される第32回日本国際工作機械見本市JIMTOF2024に出展します。このブースでは、サイレックスとの製品連携の詳細をお知らせする予定です。
場所は小間番号E7055(東7ホール)ですので、ぜひ訪れてみてください。
それぞれの製品について
Nazca Neo Linka
『Nazca Neo Linka』は、工場内の生産機械や各種センサーから収集したデータをパソコンやスマートフォンで表示し、分析することができる製品です。これにより、リアルタイムで稼働状況を把握することができます。
FBR-100シリーズ
一方、『FBR-100シリーズ』は、加工機の稼働に必要な情報を収集し、上位システムに転送できるプロトコルコンバータです。これにより、工場内の稼働率を向上させるための重要な情報が得られます。
このように、両社の新たな取り組みは製造業をより効率的にし、常に進化し続ける市場のニーズにも応えられるようサポートしていきます。今後の展開が非常に楽しみです。