New Relic、OpenTelemetry導入を容易にする新機能を発表
OpenTelemetry導入の新時代を切り開くNew Relic
2026年2月24日、カリフォルニア州サンフランシスコにおいて、新機能を発表したNew Relic。デジタルビジネスの可観測性を提供する同社は、OpenTelemetry(OTel)を通じて企業が持つ潜在能力をより効率的に引き出せるようにする新しい方法を提示しました。これにより、企業は従来の複雑な作業を減らし、リソース消費を抑えることが可能になります。
OTelの重要性とその課題
OpenTelemetryは、さまざまなオブザーバビリティスタックでテレメトリーデータを収集・送信するための標準化されたAPIとツールを提供します。近年、この技術の採用は増えており、実際に本番環境でOTelを利用している企業は、全体の約半数を占めています。しかし、OTelの導入にはリファクタリングや機能の喪失といったハードルが存在し、多くの企業が独自のエージェントに留まってしまうという現実があります。
そのため、New RelicはOTelへの移行を簡素化し、企業が容易にその機能を利用できるようなインテグレーションを提供しています。具体的には、既存の言語エージェントにOTel API互換性を持たせ、既に採用しているスタックに対しても干渉しない形で、互換性を強化しています。
New Relic APMエージェントの機能
New Relicが提供するAPMハイブリッドエージェントは、データ収集のシステムを一元化し、アプリケーションとインフラストラクチャの両方を監視できる機能を備えています。このエージェントは、企業が既存の設計を変更せずにサービスのモダナイゼーションを行うことを可能にし、テレメトリーデータをシームレスに取得し、可視化することを実現します。これにより、企業は自らの環境に最適な形でOTel機能を導入し、順次進めることができるのです。
また、Adaptive Telemetry Processorを用いることにより、無駄なデータを排除し、効率的かつコスト効果の高い戦略的な可視化を実現しています。これにより、企業はデータを必要な時に必要な量だけ活用し、可視性の喪失や余計なコストの発生を防ぐことができます。
Collector Observabilityの役割
更に、New RelicのCollector Observabilityは、OTel Collectorsのパフォーマンスを監視するプロキシとして機能します。これにより、エンジニアはOTel Collectorsの運用に際し発生しうるリソースの飽和や接続の問題を、リアルタイムで把握することができ、問題が大きくなる前に解決する手助けをします。
総括
New Relicの最新機能は、企業がOpenTelemetryを導入する際に直面する障壁を取り除くものであり、これによりオープン標準の導入を促進することが期待されます。New Relic最高製品責任者のBrian Emerson氏は、「OTelを導入することで、企業は技術的な負担なくデジタル変革を進めることができる」と述べています。企業は、デジタルサービスの可視化を行うことで問題を早期に発見し、解決する力を得るのです。
New Relicは今後も顧客のデジタル変革を支援していきます。最新技術を活用し、企業がSlackのようなシームレスな環境で作業できるよう、サポートを続けていく所存です。これにより、企業は自己のペースでOTelに移行し、可観測性を高めつつ新たなビジネスチャンスを見出すことができるでしょう。
会社情報
- 会社名
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New Relic株式会社
- 住所
- 東京都中央区八重洲2丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー7階
- 電話番号
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03-4577-9065