日本生協連が「エコマークアワード2024」で二度目の最高賞を受賞
日本生活協同組合連合会(通称:日本生協連)が、第26回エコマークアワードで二度目の最高賞を受賞しました。この受賞は、環境配慮への取り組みを先進的に進めている企業や団体の中で際立っています。初回の受賞は2011年で、以来13年の時を経ての再受賞は、業界内でも特筆すべき快挙です。
エコマークアワードとは
エコマークアワードは、公益財団法人日本環境協会が主催し、環境に配慮した商品やサービスを提供する企業の取り組みを表彰するものです。受賞対象は、持続可能な社会の形成を目指す企業や団体の優れた事例で、環境を意識した商品選択を消費者に促進し、企業の環境改善努力を評価しています。
日本生協連は、エコマーク制度の創設翌年である1990年から認定を取得しており、計850種類を超える商品がエコマークの認定を受けています。今回の最高賞受賞は、生協の組合員と共に展開してきたコープ商品の開発・利用促進が高く評価された結果です。
環境負荷軽減に向けた取り組み
コープ商品の中には、プラスチック包材の環境負荷を軽減するための工夫が数多く盛り込まれています。リデュース(削減)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)、バイオマス(生物由来素材)といった理念に基づき、環境に優しい材料を使用することが求められています。
特に、再生紙を使用した製品や包材のエコマーク認定取得を進めており、これにより持続可能な製品の流通を促進しています。また、2021年には「コープ商品責任ある調達基本方針」を策定し、透明性の高い調達を促進しています。
2030年目標の掲示
日本生協連は、2030年を見据えた具体的な目標も設定しています。
- - 紙・パルプ: 全ての紙製品や包装材に再生原料または森林認証品を使用する方針です。
- - プラスチック: プラスチック包装の使用量を2016年と比較して25%削減し、再生プラスチックと植物由来素材プラスチックの使用率を合計で50%以上に引き上げる目標を掲げています。この取り組みには、使用材料の持続可能性を重視する姿勢が反映されており、企業の社会的責任を果たそうとしています。
このように、環境への取り組みを通じて持続可能な社会の実現を図る日本生協連。その評価を受けた今回の受賞は、今後の運動にも大きな影響を与えることでしょう。
動くことで未来を変えられる。その理念のもと、多くの人々に環境への意識が広がることを願ってやみません。