ネパールの困難な現状を支援するオンラインイベントの開催
新型コロナウイルスの影響により、ネパールでは3月24日から厳しい都市封鎖が続いています。この封鎖は、公共サービスや経済活動、交通手段を停止させ、多くの人々が生活の糧を失っているのです。特に、日雇い労働者や農家などの非正規労働者は職を失う危険が高まり、少ない資源で生活する貧困層が苦しい状況に置かれています。
この状況を受けて、国際協力NGOであるシャプラニールは現地のパートナー団体と協力し、ネパール・チトワン郡マディ市にて、322世帯への食料支援を実施しました。支援物資には、米、豆、食用油、塩、手洗い石鹸などが含まれています。その配布手法も工夫されており、地方自治体のもとで、警察や赤十字の指導によって行われています。具体的には、屋外での受取や間隔を空けた配布が行われ、密集を避けるように配慮されています。配布は戸別訪問形式、または数世帯から一人を集めて行う、という方法が取られているのです。
オンラインイベントの開催概要
さらに、シャプラニールは新型コロナウイルスに対する正しい情報を広めるため、コミュニティラジオを通じての番組制作や放送を計画しています。そして、支援活動の一環として、オンラインでのイベントも企画されています。
- - 日時: 2020年5月2日(土)14:00~15:00
- - 会場: オンライン(ZOOMを利用)
- - 参加費: 無料
- - 参加人数: 100名(先着順)
- - 申し込み方法: こちらのリンクから
このイベントでは、ネパール事務所の勝井裕美さんや、海外活動グループチーフの宮原麻希さんが登壇し、現地の状況や支援活動について参加者に向けて説明します。
シャプラニールの活動について
シャプラニールは1972年に創立された国際協力NGOで、「取り残された人々」への支援を行うことを目指しています。南アジアのバングラデシュやネパールなどで、教育支援、災害緊急対応、フェアトレードなど多岐にわたる活動を実施しています。
この団体の名は、バングラデシュの言葉で「睡蓮の家」という意味を持ち、国花でもある睡蓮の花に象徴されるように、人々の豊かな可能性を開花させる場を提供することを目指しています。
まとめ
ネパールでの厳しい状況に対し、シャプラニールは真摯に支援活動を行っています。今回のオンラインイベントは、あなただけが参加できる貴重な機会です。ぜひ、支援活動に手を差し伸べる一歩として、参加をご検討ください。