亀田製菓と開志専門職大学による新しい挑戦
新潟県新潟市にある開志専門職大学が、亀田製菓と共同で米菓の新たな価値を探るプロジェクトをスタートさせます。2025年1月からのこの取り組みは、若年層をターゲットにした画期的な試みです。特に「亀田の柿の種」の販売戦略を立案し、米菓市場のさらなる発展を目指します。
プロジェクト概要
このプロジェクトには、学生18名が参加し、亀田製菓のマーケティング戦略部と協力します。二つの主な取り組みがあります。
1.
若者向け販売施策立案(学生7名、構成2チーム)
2.
新たな米菓価値を持つ商品の考案(学生11名、構成3チーム)
販売チャネルはコンビニエンスストアを想定しており、2月中旬には中間報告会、3月上旬からは施策立案と実行、そして3月下旬には最終報告会が行われる予定です。
背景と特徴
近年、地方から都市部への若年層の流出が問題視されています。同時に、消費者の好みも多様化しています。亀田製菓が直面しているのは、少子高齢化を見越した若年層の顧客開拓や、原材料の高騰に耐えうる付加価値のある商品開発です。
これらの課題に対して、開志専門職大学は「事業創造」「情報」「アニメ・マンガ」という異なる専門分野の協力を通じて、具体的な企画提案を行うことで米菓業界への貢献を目指します。
学生の実践的な成長
各チームには亀田製菓の社員が1名参加し、密接にコミュニケーションを取りながら開発を進めます。ビジネスレベルのフィードバックを受けながら、実践的なスキルを磨けるこの経験は、学生にとって貴重なものとなるでしょう。チームは、すでに亀田製菓の製品に対して新しい視点で考えることが求められています。
開志専門職大学の教育方針
開志専門職大学は、在学中に600時間以上の実習を行うことから、実務経験を重視しています。多様な分野を学ぶことで、学生はビジネスの現場で必要となる知識や応用力を習得し、変化する社会で即戦力となる人材に成長することが期待されます。設置学部は「事業創造学部」「情報学部」「アニメ・マンガ学部」という特徴を持ち、各分野の専門的な教育を提供しています。
地元企業との連携の重要性
NSGグループは、教育事業だけでなく、医療や福祉、食、農業など幅広い分野にわたり地域活性化に寄与しています。亀田製菓とのコラボレーションは、地域の米菓業界の発展だけでなく、地元学生にとっても大きなチャンスを提供します。このような取り組みが新潟を「世界一豊かで幸せなまち」にするための推進力となるでしょう。
公式サイトなどでさらなる情報が公開されることを楽しみにしながら、今後のプロジェクトの進展に注目が集まっています。