職域アプリ「YORISO」とMoneytree LINKの新たな連携
マネーツリー株式会社は、TTデジタル・プラットフォームが開発した職域アプリ「YORISO」に、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」を導入したことを発表しました。この提携により、利用者は資産データを一元管理し、ポートフォリオの分析や資産形成が効率的に行えるようになります。
近年、企業における「人的資本経営」が注目を集めており、従業員のファイナンシャル・ウェルビーイングや資産形成の重要性が増しています。この中で、従業員に向けた金融教育や包括的な資産形成支援が求められていますが、個々の金融データは多数の金融機関に分散しているのが現状で、正確な把握や効果的な支援が難しいという課題がありました。
この度、保険業界においてMoneytree LINKが採用されたのは3社目となります。特に、顧客のライフプランに直接関わる業界においては、このデータプラットフォームが重要な役割を果たすと考えられています。Moneytree LINKは正確でシームレスなサービス提供を実現し、顧客が自身の資産状況をより良く理解できるように多様なサービスを提供します。
アプリ「YORISO」は、企業向けに設計された福利厚生サービスで、従業員の金融教育や資産形成のサポートを行います。このアプリを利用することで、従業員のエンゲージメントが向上し、より充実した福利厚生の提供が可能になります。実際の個人資産に基づいた実践的なアドバイスが受けられることが最大の特長です。
「YORISO」による機能の実現
今回の連携により、次のような機能が利用可能になります:
- - 金融データの統合管理:銀行口座、クレジットカード、確定拠出年金、ポイントなどのさまざまなデータを一元的に管理。
- - 資産状況の分析と把握:アグリゲーション連携により、包括的な資産状況の把握と分析が可能に。
- - ゴールベースシミュレーション:具体的な金融目標に基づいたシミュレーションの提供。
- - AIを活用した金融アドバイス:生成AIによって個別のニーズに応じたアドバイスが受けられます。
これにより、企業は従業員の資産形成に寄与し、従業員個々のライフプランに合わせたサポートが実現します。また、YORISOには社内規約確認のためのポータル機能も備わっており、自動で回答を行うAIによって人事部門の業務効率化にも寄与します。
TTデジタル・プラットフォームは、地域の経済活性化を支援するために設立された企業で、様々な機能を持ったアプリを開発し、地方金融機関や事業会社と連携しながらエンドユーザーに新しい金融体験を提供しています。
設立から間もないマネーツリーは、戦略的な企業連携を通じて国内外での信頼を確立し続けています。Moneytree LINKは、現在2500以上の金融機関からのデータを集約するAPIを提供し、業界標準としての地位を確立しています。この新たな連携によって、マネーツリーはそのサービスの利便性をさらに高め、企業と従業員にとって価値の高いソリューションを提供していくことが期待されます。