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コロナ禍を乗り越え、NSグループが給与大幅アップ！

株式会社NSグループは、創業以来初めてとなる3年間にわたる給与水準の引き上げ（ベースアップ）と、新卒初任給の引き上げを実施することを発表しました。これは、コロナ禍で厳しい経営状況を従業員と乗り越えたことへの感謝と、今後の発展に向けた投資として行われるものです。

給与引き上げの背景

コロナ禍において、NSグループは多くの店舗が休業を余儀なくされ、創業以来初めて3期連続の赤字を計上するなど、大きな打撃を受けました。しかし、従業員の解雇は一切行わず、カプセルホテルのリノベーションや産後ケアホテルの開業など、時代のニーズに合わせた事業転換を積極的に行うことで、危機を乗り越えてきました。

今回の給与引き上げは、コロナ禍を共に乗り越えた従業員への感謝の気持ちと、今後の成長に向けた強い意志を示すものです。3年間の取り組みとして、全社員の給与が約2％～10％アップ、新卒初任給は年収で5％（年間13万円）アップとなります。

充実した福利厚生

給与アップに加え、NSグループは従業員の働きがいを向上させるため、様々な福利厚生制度の拡充にも取り組んでいます。

地域限定社員制度: 伊豆と関西エリアに限定した採用を開始。地域に根ざした働き方を推進します。

バリ島研修旅行の再開: バリをモチーフにした店舗を展開する同社では、社員が本場のバリ文化を体験することで、顧客へのサービス向上を目指しています。コロナ禍で中断していた研修旅行が、会社負担6割～7割で再開されます。

男性育休取得率100％達成: 2019年から導入された男性の育児休業取得制度は、2023年度に100％の取得率を達成。仕事と育児の両立を支援する環境が整えられています。

社長のコメント

NSグループの荻野佳奈子社長は、「日常のハレノヒを作る」という企業理念のもと、従業員の満足度向上（ES）を重視し、サービス業のあり方を変革していきたいと語っています。今回の給与アップは、その第一歩であり、今後も社内外に様々な挑戦を続けていくことを表明しました。

NSグループの概要

NSグループは、ブライダル、ホテル、レストラン、カラオケ、カフェ、フォトスタジオなど、多様な事業を展開する企業です。「カラオケパセラ」やバリ風ホテル「バリアンリゾート」など、多くの有名ブランドを傘下に持ち、複合ストーリー戦略に基づいた事業展開を行っています。

まとめ

NSグループの給与アップは、コロナ禍を乗り越えた企業努力と、従業員への感謝の表れであり、今後の更なる発展を期待させる出来事です。従業員の満足度向上と、地域社会への貢献を両立させながら、サービス業における新たなモデルを構築していく企業姿勢は、多くの企業にとって参考となるでしょう。

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