アルファ・ラバル、日本での100年を祝す特別イベント
2025年7月9日から10日にかけて、EXPO2025 大阪・関西万博のノルディックパビリオンにて、アルファ・ラバルは日本市場への進出から100年を迎え、特別祝賀イベントを開催しました。この記念すべきイベントには、スウェーデン駐日大使のヴィクトリア・リー氏や、アルファ・ラバル・グループのチーフ・サステナビリティ・オフィサー、アンナ・セルシング氏が出席し、業界の関係者やメディアを含む60名以上の招待客が集まりました。
アルファ・ラバルの取り組み
このイベントでは、アルファ・ラバルが提供する先端技術と、世界が直面するサステナブルな課題へのソリューションが紹介されました。アルファ・ラバル株式会社の代表取締役社長、西川 昇氏は「アルファ・ラバルは、日本に進出したヨーロッパ企業の先駆けとして、現在、日本の産業界において不可欠な存在です」と述べ、「技術と信頼を基にしたイノベーションにより、持続可能な社会への貢献を誇りに思います」と強調しました。
サステナビリティの重要性
また、セルシング氏も「持続可能性に向けた取り組みは、限られた資源を効率良く活用することが鍵です。当社は自社の脱炭素目標だけでなく、世界全体のサステナビリティに貢献することを目指しています」と語りました。資源の効率的な利用と、バリューチェーン全体の持続可能な変化を促進するために全力を尽くしていると述べました。
日本での歴史
アルファ・ラバルの日本市場での活動は1925年に遡ります。初めて導入した遠心分離機が、日本の乳業プロセスに革命をもたらしました。それ以降、同社は国内での製造、サービス、技術の基盤を築いて来ました。1920~30年代には、乳業や海運市場への参入を果たし、1960~70年代には舶用遠心分離機やプレート式熱交換器の製造を拡大。1980~90年代には湘南センターを中心にサービスネットワークを強化し、2000年代に入るとサービスセンターの拡充を図りました。また、最近ではデジタル技術を取り入れることで、日本のニーズの変化に柔軟に対応しています。
現在のプレゼンス
現在、アルファ・ラバルは日本に強固な基盤を持ち、湘南、大阪、中国、九州の4つのサービスセンターを通じて、顧客のプロセス最適化に寄与しています。特に、エネルギー転換や健康の質向上、海運業界での脱炭素化にも積極的に取り組んでいます。
未来へのビジョン
「私たちは何十億もの人々に必要なエネルギー、食料、清潔な水を提供するために努めています。海事業界の脱炭素にも、全力で取り組んでいます」と西川社長は強調しています。アルファ・ラバルは、持続可能な成長の実現を通じて、お客様のビジネス目標達成の手助けをし、ポジティブな影響を与え続けることを目指しています。140年近くの歴史を誇る同社は、約100カ国に展開し、22,300人以上の従業員を抱え、ナスダック・ストックホルムに上場しています。
最後に
この祝賀イベントは、日本におけるアルファ・ラバルの100年の歩みを振り返りつつ、未来へ向けた新たな戦略を示すものでした。同社の技術とサービスは、持続可能な社会を築く上での重要な鍵となるでしょう。これからのさらなる発展を期待したいですね。