高齢者の腰痛予防
2025-06-13 10:41:21

高齢者の腰痛を防ぐための自宅での正しい姿勢と生活習慣

梅雨時の体調不良と腰痛


近年、全国的に梅雨が訪れると共に気圧や気温の変化が体調に影響を与え、特に腰痛が悪化することがあります。一般的には冬に腰痛が多いと思われがちですが、実は、夏にも腰痛に注意が必要なのです。熱中症対策として冷房下で長時間過ごすことが増え、逆に身体の冷えを招きやすくなります。

そんな中、ILC国際腰痛クリニックは「日常動作に関する患者様アンケート」を実施し、特に自宅での物を拾う際の姿勢に関する調査結果を発表しました。この調査は、東京と大阪のクリニックを受診した男女合計100名を対象としており、腰に良い姿勢と日常生活の関わりできちんとしたデータを得ることを目的としていました。

高齢者が直面する腰痛の現実


アンケートの結果、高齢者ほど腰に負担のかかる姿勢を選びがちだということが明らかになりました。特に物を拾う動作において、若年層はしゃがんで拾う傾向がありますが、高齢者は腰を曲げて拾うことが多いという結果が出ています。これは、年齢と共に膝や股関節の柔軟性と筋力が低下するためであり、無意識のうちに腰に負担をかけてしまう原因となっています。これらの動作が、腰痛や椎間板ヘルニアなどリスクを高める要因とされるため、日々行う動作の見直しが必要です。

年代別の姿勢の違い


調査によると、20〜40代では「立って拾う」「しゃがんで拾う」という選択肢が多く見られますが、50代以降では「しゃがむ姿勢」が減少し、腰を曲げた姿勢を選ぶ人が増えます。特に80代になると、より顕著です。高齢者になってからの腰痛に対しては、身心のケアが求められます。

自宅で物を拾う際の姿勢に注目した結果、腰に与える負担は「しゃがむ」姿勢が最も少ないとされています。そのため、正しい動作を意識することが重要です。特に高齢者には、しゃがむことができる筋力を維持するための運動やストレッチが求められます。

腰痛対策としての体操や運動


ILC国際腰痛クリニックでは、日常生活での動作を改善するための体操やストレッチを推奨しています。例えば、仰向けの状態で膝を胸に近づけるトレーニングや、椅子を使ったスクワットが有効とされています。これらの運動は、股関節や膝関節の柔軟性を高め、しゃがむ動作を容易にする効果があります。

また、痛みを伴う場合には、無理をせず痛みのない範囲での動作が大切です。サポートが必要な場合は、周囲の助けを求めることも重要です。整体での診断を受け、適切な治療を受けることが腰痛の悪化を防ぐために非常に重要です。

まとめ


腰痛は高齢者にとって避けられない問題ですが、日常生活の中で意識的に身体を正しく使うことが予防に繋がります。ILC国際腰痛クリニックでは、腰痛に悩む方々に対して、各種治療法や日常生活の見直しの提案を行っています。腰の状態に不安がある方は、早めに専門医に相談し、治療を受けることが推奨されます。日々の習慣を改善し、より健康な生活を送るための一歩を踏み出しましょう。


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医療法人OJ会
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東京都港区港南一丁目8番15号Wビル1階
電話番号
03-6712-3520

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