AI車両制御サービス
2024-08-23 15:39:55

慶洋エンジニアリングとA.I.MATICS、AIを用いた車両制御サービスを日本市場に展開

慶洋エンジニアリングとA.I.MATICSの覚書締結



日本市場での自動運転技術の進展が加速する中、株式会社慶洋エンジニアリング(以下、慶洋エンジニアリング)とA.I.MATICSが8月21日(水)、AIを活用した車両制御サービス(FMS)事業に関する覚書を結びました。この提携により、両社は革新的な車載技術の提供を目指します。

提供する製品について



慶洋エンジニアリングは、特にAIカメラ「Roadscope」シリーズや安全運転プラットフォーム「Aid」を中心に、日本市場への本格的な展開を計画しています。これらは、車両内部と外部に設置された5つのカメラから取得した映像をリアルタイムで解析。運転手に危険を知らせると共に、マネージャーにデータを送信することで、情報の把握を可能にします。これにより、運転手の安全性を大幅に向上させることが期待されます。

画期的な機能と市場動向



本製品には、ドライブレコーダー機能や緊急通知、注意散漫検知、ADAS(先進運転支援システム)機能が搭載されています。特に、運転手の居眠りや携帯電話の使用などを検知する機能は、事故を未然に防ぐために重要です。また、AIによるリアルタイムな検知機能の精度が高いことが、この技術の最大の強みとされています。

今年度中にトラックやバス業界向けに5000万円相当の製品を供給予定で、さらには来年度に約1億円以上の供給を目指しているとのことです。このように、具体的なビジネスプランを掲げることで、安定したサービス提供が期待されています。

日本市場への本格参入



A.I.MATICSは、韓国の会社であり、これまでも米国やオーストラリア、イスラエルで事業を展開してきました。今回の慶洋エンジニアリングとの提携により、日本市場への本格参入を果たすことになります。A.I.MATICSのCEO、Hoon Lee氏は、「日本の車両制御市場は約18億ドルの価値があり、年平均成長率は10%を超える非常に魅力的な市場である」と述べています。

事業戦略と展望



慶洋エンジニアリングは、自社の製品を強化し、安全で安心な運転環境を提供することを目指しています。また、来年9月には日本の東北・九州で開催される「Auto Aftermarket 2024」にも出展し、さらなる市場拡大を図ります。

A.I.MATICSは、2000年にHYUNDAI自動車の車内ベンチャーとしてスタートし、現在は18ヶ国にソリューションを提供しています。慶洋エンジニアリングとの協力により、AI基盤の安全運転ソリューションが日本市場に登場することは多くの期待を集めています。これにより、今後の展開に大きな注目が集まっています。

まとめ



AI技術の進化に伴い、自動運転向けの製品やサービスが求められる時代が到来しました。慶洋エンジニアリングとA.I.MATICSの提携は、その流れの中で大きな一歩と言えるでしょう。両社の動向から今後も目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社慶洋エンジニアリング
住所
東京都港区新橋6-13-1第三長谷川ビル6F
電話番号
03-3431-8151

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