横浜市による小児がん患者向けメタバース交流イベント
横浜市が主催し、monoAI technology株式会社が運営する「小児がん患者等のメタバース交流イベント」は、2024年8月21日(水)に開催される予定です。このイベントは、特に小児がんやその他の疾患で療養中の子どもたちに対して、安心して交流できる仮想空間を提供することを目的としています。
背景と目的
小児がんの治療は、長期間の入院や外来通院が求められるため、患者やその家族にとって大きな負担となります。また治療の副作用により外見に変化が生じ、子どもたちが対面での交流を避けるケースも少なくありません。横浜市が実施した調査によると、多くの保護者が「心身の成長・発育への不安」や「同世代の子どもたちとの交流の機会不足」を感じていることが分かりました。
これらの課題を解決するため、メタバースを活用して、気軽に参加できる交流イベントを企画しました。この取り組みにより、患者同士のつながりを深め、心理的なサポートを提供することを目指しています。また、将来的には、他者とのつながりを通じて希望を持つきっかけを生むことが期待されています。
イベント概要
本イベントでは、韓国発のメタバースプラットフォーム「ZEP」を利用して開催されます。「ZEP」は操作が簡単で、PCやスマートフォンから簡単に参加できるため、小中高生の参加者にも優しい設計となっています。さらに、チームで協力して進めるミニゲームが用意されており、自然な交流が促進されます。
参加者は多様なアバターを使用することで、自由なコミュニケーションができ、深いつながりを育むことが期待されます。また、上智大学の横山恭子教授がイベントの企画とゲーム監修を担当、専門的な視点から最適な内容が提供されます。
このイベントは、患者やその家族にとって心の支えとなり、将来への希望を持てるようにすることを目指しています。オンラインでの開催のため、安心して参加できる環境となっています。
申し込み方法
参加希望者は、下記のリンクから申し込みが可能です。個人や兄弟での申し込みについては横浜市がチーム編成を行いますが、4人以上のチームで応募する場合も受付しています。詳細はそれぞれのリンクをクリックして確認してください。
企業の取り組み
monoAI technology株式会社は、メタバース空間の制作やイベント運営を支援することに注力しています。有望な未来を持つ子どもたちに向けた支援を通じて、社会に貢献する取り組みが進められています。このような活動が、今後も増えていくことを期待したいです。