LIFULLと幕別町が手を結び地域活性化を目指す新たな取り組み

LIFULLと幕別町が地域活性化に向けて連携協定

株式会社LIFULL（東京本社、伊東祐司社長）は2025年12月23日、北海道中川郡の幕別町と地域活性化に関する包括連携協定を結びました。この協定を受け、二者は地域課題の解決に向けた具体的な取り組みを開始します。

背景：人口減少と高齢化が進む幕別町

幕別町は北海道の中央部に位置し、自然豊かな環境が魅力の地域です。農業が中心となっているものの、近年は人口減少や若者の流出が目立ち、地域の高齢化が進行しています。特に、労働力の確保や次世代育成といった問題が深刻化しているのです。また、住宅に関しては全国的にも問題視される空き家の増加が見られ、その数は13,320戸の中で1,030戸にも上ります。このため、既存の住宅や店舗の活用、および地域コミュニティの活性化が急務となっています。

LIFULLの取り組み

LIFULLは全国各地で地域活性化を目指した様々な事業に取り組んでいます。「移住定住支援」や「地域課題解決人材の育成」、「空き家対策」を柱にして、地域の活性化を図っているのです。この協定に基づき、幕別町とLIFULLは連携し、移住・定住を促進し、関係人口の増加を目指します。また、人材育成や空き家の利活用にも力を入れることで、持続可能な地域社会の実現を目指しています。

協定の概要

- 名称：地域活性化に関する包括連携協定
- 締結日：2025年12月23日
- 目的：移住や定住を促進し、地域課題解決人材の育成、空き家の有効活用、持続可能な地域づくりを目指す。
- 主な取り組み内容：

- 地域課題解決人材の育成支援
- 移住・定住促進に関する情報発信
- 空き家などの利活用の促進
- 二地域居住推進に関する連携
- 子育て世帯の仕事支援及びデジタル人材育成の推進

期待される成果

LIFULLの地方創生事業CEO、桝田裕司氏は「幕別町が直面する人口減少問題や空き家問題は、日本全体で重要な課題です」と述べ、今回の協定により、移住・定住の促進、人材育成、空き家の活用が円滑に進むことを期待しています。さらに、この取り組みが他の地域にも展開され、日本全体の地域活性化に寄与することを強調しました。