漢方業務支援ソフト「KAMPO365 custom」の導入
東京都港区に本社を構えるVARYTEX株式会社が開発した新しい漢方業務支援ソフトウェア「KAMPO365 custom」が、東京女子医科大学附属東洋医学研究所で正式に導入されました。本件は全国初のケースとして、漢方診療の未来を大きく変える可能性を秘めています。
「KAMPO365 custom」とは
「KAMPO365 custom」は、漢方に特化した医療機関のニーズに応じて設計されたソフトウェアで、患者様の診療フローを効率化するための多機能を備えています。具体的には、独自の問診票をデジタル化し、登録された医学的所見をもとに、患者様とのコミュニケーションを強化するためのLINE連携機能も用意されています。これにより、さらなる業務の効率化や診療データの蓄積が実現可能となります。
東京女子医科大学の歴史的な導入
東京女子医科大学附属東洋医学研究所は、開設から32年を迎え、年間3万人以上の患者を受け入れる有名な漢方クリニックです。漢方だけでなく鍼灸治療といった幅広い医療を提供しており、患者様の生活の質を向上させることに重要な役割を果たしています。この度の「KAMPO365 custom」の導入は、医療環境におけるDX化の必然とされ、特に患者様の利便性を向上させる期待が寄せられています。
専門医の評価
東京女子医科大学附属東洋医学研究所の所長である木村容子教授は、従来の独自システムから「KAMPO365 custom」への移行を決断した背景に、医療環境の変化とともにDX化が急務であることを挙げています。このソフトウェアの導入により、問診結果が視覚的に明確になり、漢方治療の効果を客観的に評価することが可能になります。また、このシステムはクラウド型で患者様自身が治療経過を確認できるため、今後のデジタル化社会に柔軟に適応することができるとされています。
VARYTEXのさらなる展望
VARYTEX株式会社は、「KAMPO365 custom」を東京女子医科大学での導入を皮切りに、全国の漢方専門医療機関への普及を積極的に進める方針を確認しています。得られる貴重なデータは、AI研究や社会実装にも活用され、漢方業務のDXを加速させる重要な資源となるでしょう。
医療の変革が期待される
「KAMPO365 custom」の開発にあたったVARYTEXの関係者も、実際の臨床運用が始まることが重要であると述べています。今後、多くの患者様がこのサービスを利用することで、漢方診療データが蓄積され、さらなる研究およびアプローチに役立つことが期待されています。
まとめ
VARYTEXの「KAMPO365 custom」は、漢方診療の新たな一歩をので、東京女子医科大学附属東洋医学研究所の導入をきっかけに、全国の医療機関に広がることが予想されます。漢方のDX化が進む中、多くの患者様に充実した医療を提供できる未来が、いよいよ現実のものとなりつつあります。