江東区立毛利小学校における生成AIの活用実証実験
江東区教育委員会とNTT東日本株式会社が協力し、2026年の7月から11月まで、毛利小学校を含む区内の3校で生成AIを活用した実証実験が行われます。このプロジェクトは、教職員の業務の効率化と児童の学びをより充実させることを目的としています。
実施の背景
近年、教育現場では児童一人ひとりに応じた教育や教職員の働き方の改善が求められています。その一方で、授業準備や教材作成、学力分析などのさまざまな業務が煩雑で、教職員には多くの負担がかかっています。このため、生成AIの導入が期待されているのです。
生成AIは、文章作成や要約、データ整理など多様な機能を持つため、教育活動や校務の各場面で活用の機会があります。文部科学省も、生成AIの利用促進に向けたガイドラインを策定し、生成AIを活用する教育の実践を後押ししています。
実証実験の目的
毛利小学校における実証実験の目的は、生成AIを活用した授業の企画や実施を支援すること、さらには教職員の校務負担を軽減するために生成AI用のテンプレートを作成することです。また、この取り組みを通じて、児童と教職員の両方が生成AIに関するリテラシーを高めることも重要な目標です。
教職員に対する事前アンケートを実施し、どの業務に最も負担を感じているかを把握した上で、生成AIテンプレートの作成に取り組み、校務の効率化を図ります。
実施概要
- - 実施期間: 2026年7月~11月
- - 実施場所: 江東区立毛利小学校及び他校
- - 対象授業: 毛利小学校4年生1クラス、校務は全教職員
主要な活動内容
1.
生成AIを用いた授業支援
NTT東日本が講師を務め、生成AIの基本概念やその特性について教えます。また、児童と教職員が一緒に生成AIを使うことで、実践的な理解を深めます。
2.
校務負担軽減のためのテンプレート作成
教職員から収集したデータに基づき、生成AIを活用したテンプレートを設計し、業務の効率化を図ります。これにより、授業準備や教材作成、評価業務などをサポートし、作業の時間短縮を目指します。
実施の現場
2026年7月に、毛利小学校で実際に生成AIを使った授業が行われました。児童たちは生成AIの特性や、使用時に注意すべき点を学びつつ、実際の学習に取り組みました。さらに、教職員とNTT東日本の連携によるサポートも受けながら進行しました。
この実証実験の継続的な実施を通じて、生成AIがどのように教育現場において役立つのか、その成果と課題を明らかにしつつ、他の学校への展開も考えていく方針です。
今後の展望
教育現場での生成AIの活用を進めていく中で、NTT東日本は地域密着のICT企業として、さらに多くの教育機関との協力を深めていく予定です。教職員の働き方改革や児童の学習の向上を目的とした取り組みを引き続きサポートし、教育のデジタルトランスフォーメーションを進めていく方針です。