Well-being探究！長崎発教育旅行プログラム「MY LIV PROJECT」始動

2024年5月、長崎発の革新的な教育旅行プログラム「MY LIV PROJECT ～私のWell-beingに出逢う旅～」がスタートします。Peace Education Lab Nagasaki、JTB、PLAY SPACEをはじめとする10法人による共同プロジェクトで、中高生を対象に、自分自身の価値観や生き方を見つめ直す機会を提供します。

若者の現状とプロジェクトの背景

近年、日本の若者の将来への希望や自己肯定感の低さが課題となっています。日本財団の調査(1)や内閣府の報告(2)でも、その傾向が示されています。この現状を踏まえ、「MY LIV PROJECT」は、子どもたちが自分らしさや可能性を見出すためのきっかけづくりを目指します。たった一度の出逢いが人生を変えるという信念のもと、多様な価値観に触れ、自己理解を深める旅を提供することで、Well-beingの実現に貢献します。

1 出典：日本財団18歳意識調査結果第62回テーマ「国や社会に対する意識（6カ国調査）」
2 出典：内閣府公表「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査（平成30年度）」

プログラム内容：平和学習とWell-being

「MY LIV PROJECT」では、「出逢い」「対話」「問い」を大切にした3つの柱で構成されています。中でもPeace Education Lab Nagasakiが開発した「ピースダイアログ」は、長崎で活動する若者「ピースバディ」との対話を通して、平和について主体的に考える機会を提供します。平和公園などを巡りながら、参加者自らが「自分にとっての平和」を考え、未来への希望と自己肯定感を育みます。

「ピースダイアログ」は、ピースパークツアー、ピースワークショップ、オンライン事前学習の3つのプログラムで構成され、単独または組み合わせて利用できます。さらに、2024年度中には、「観光人クエスト」の開発も予定されています。「観光人」とは、より良い未来を創る活動に携わる人々のことで、参加者は彼らとの出逢いを通して、自身のあり方を探求します。

地域課題解決への貢献

長崎では、被爆体験の継承など、地域課題を抱えています。このプロジェクトは、ビジネスを通じて平和活動を継続可能なものにする取り組みでもあります。Peace Education Lab Nagasakiは、教育事業を通して、新たな学習プログラムの不足、戦災の実相の継承、社会の担い手の育成という3つの地域課題の解決を目指しています。

10法人による協働とコレクティブインパクト

「MY LIV PROJECT」は、Peace Education Lab Nagasaki、JTB、PLAY SPACEに加え、一般社団法人次世代教育ネットワーキング機構、株式会社musuhi、認定NPO法人底上げ、NPO法人Peace Culture Village、株式会社うむさんラボ、マドラー株式会社、CHEERS株式会社の10法人による共同プロジェクトです。それぞれの強みを活かし、コレクティブインパクト(3)によって、これまでにない価値を創造し、子どもたちを取り巻く社会課題の解決を目指します。

3 特定の社会問題を解決するために、さまざまな分野に属するプロフェッショナルが強みを持ち寄って協働すること

プログラム販売と問い合わせ先

「MY LIV PROJECT」のプログラムは、全国の中学校・高等学校を対象に、JTB法人サービス店舗や教育旅行を取り扱う旅行会社などで販売されます。生徒1人あたり1,100円～7,700円（税込）。詳細な情報はMY LIV PROJECT事務局にお問い合わせください。

一般のお客様からのお問合せは全国のJTB法人サービス店舗、またはJTB法人サービスサイトのお問合せフォームをご利用ください。報道関係の方のお問合せは、Peace Education Lab Nagasakiまでお願いします。