御殿場線乗り入れ70周年を祝う特別企画展が開催！

計画の背景と概要

2025年10月1日、御殿場線への小田急電鉄の乗り入れが70周年を迎えることを記念し、神奈川県海老名市に位置するロマンスカーミュージアムにて「Spirit Express～箱根、富士、その先へ～」が開催される。この企画展は、70年にわたる歴史の中で登場した車両や、当時の資料をもとに形成される。

展示情報

本展覧会では、特急ロマンスカーやキハ5000形を含む5つの車両が紹介され、各車両の特長や歴史を知ることができるパネル展示が行われる。特に、初めての地元交流展であるキハ5000形の愛称ヘッドマークや、JR東海371系の設計に関する模型も展示され、訪れた人々が記憶を辿ることができる内容になっている。

鉄道模型の魅力

2階のジオラマパークでは、さらなる楽しみとして鉄道模型が並び、来場者は実際の車両を模した模型を通して、歴史を深く感じ取ることができる。加えて、年代ごとの記念乗車券やパンフレット、記録的なパネル解説が設置されており、70年間の都市交通の変化をひも解く糸口を掴むことができる。

特別イベント

展示の一環として11月2日と3日に行われる「吉久館長と行く！MSEの謎探検隊」では、特急ロマンスカー・MSEの隠された魅力を解説する特別ツアーが開催され、普段は見ることのできない車両の床下なども特別に見学できる。このツアーは小学生以上を対象としており、子供から大人まで楽しめる内容になっている。

鉄道に関する講演会

また、11月1日にはJR東海リニア・鉄道館の館長による講演会も企画されており、東海道本線の歴史や御殿場線の成り立ちなど、鉄道の背景を学ぶ機会も提供される。これに加え、展示車両の特別乗車体験も行われ、「あさぎり」として活躍した特急ロマンスカー・RSE、SEの客室を特別に開放し、訪れる人々に未経験の鉄道体験を提供する。最初の9120品目であったスーパーシートも2日間限定で一般開放され、設備の説明も行われる。

アロマワークショップ

その他にも、地元の松田町で開催されるアロマワークショップでは、自然のエッセンスを用いてバスボムやボールペンを作成する内容も用意され、家族連れでも楽しめる体験となる。これにより、鉄道文化のみならず地域密着の活動も促進される。

ウイスキーセミナー

衣食住を体験できるワークショップに加え、10月25日にはキリンディスティラリーとのコラボによるウイスキーセミナーも企画され、ウイスキーのテイスティングを通じて、新たな学びを得ることも可能だ。20歳以上の参加者を対象とするこのセミナーは、カジュアルに楽しみながら学べるバランスのとれた内容となっている。

まとめ

「Spirit Express～箱根、富士、その先へ～」は、御殿場線の歴史を深く掘り下げるだけでなく、地域社会との繋がりを強調し、さまざまな年齢層に楽しみを提供するイベントである。鉄道ファンだけでなく、地域文化や歴史に興味のある方もこの機会を逃さずに体験してほしい。感動と学びに満ちた70年の歩みを一緒に祝っていこう。続報や詳細については、ロマンスカーミュージアムの公式ホームページをチェックしてみてはいかがだろうか？