特別展「南武蔵の平安仏」開催のご案内
横浜市歴史博物館で、特別展「南武蔵の平安仏」が令和8年10月31日(土)から12月13日(日)まで開催されます。この展覧会では、南武蔵地域に伝わる平安時代後期の仏像やその歴史的背景を紹介し、訪問者に古代仏教文化の豊かさを体感してもらうことを目的としています。
展覧会の概要
この特別展は、南武蔵地域、つまり旧武蔵国の多摩川以南、現在の横浜市と川崎市に相当する地域に焦点を当てています。この地域には、都筑郡・久良岐郡・橘樹郡の3つの郡が存在し、平安時代後期にあたる11・12世紀代の仏像が数多く残されています。特に、各郡の中心的な寺院であった郡寺との関係を持つ仏像や、集落内の小寺堂に安置されていた仏像など、さまざまな由来のものが展示されます。
地域に根ざした仏教文化として、穏やかで優美な和様彫刻と、素朴で大らかな地域性を有する造型の仏像が見どころです。このため、展示を通して古代の信仰や文化に触れ、地域の歴史を学ぶ良い機会となることでしょう。
みどころ
郡寺の仏像の紹介
特に注目されるのは、影向寺の薬師三尊像で、約30年ぶりに寺外公開されることになりました。これは川崎市宮前区にある影向寺に伝わるもので、橘樹郡の郡寺とも推測されています。現在の本尊薬師三尊像を中心に、この地域に伝わる仏像の数々が見られます。
集落内の仏像の展開
また、郡寺などの大規模な寺院だけでなく、集落内には小規模ながらも本格的な仏教信仰の場が形成されていました。この展覧会では、当時の都周辺で新たに成立した様式を受け入れた南武蔵地域の仏像も紹介され、地域の仏教信仰の変遷を垣間見ることができます。
関連イベント
特別展に関連した講演会やワークショップも企画されており、仏像鑑賞の仕方を学べるワークショップや、いけばな体験など、幅広い世代の方々に楽しんでいただける内容が用意されています。
講演会
- - 日時:11月21日、11月28日、12月5日の各土曜日、14時~15時30分
- - 講師には考古学の専門家や大学教授が参加し、深い知見が得られます。
いけばなワークショップ
特に注目したいのは、初めていけばなを楽しむ方にも適したワークショップです。
講師は京都芸術大学の非常勤講師が行い、楽しいグループ活動が楽しめます。
ギャラリートーク
当館の学芸員による展示解説も行われ、より深く仏像の魅力に触れられるチャンスです。
会場は、横浜市都筑区中川中央1-18-1に位置し、横浜市営地下鉄センター北駅から徒歩5分の好アクセスです。
是非この機会に、南武蔵の平安仏とその背景に触れ、地域の文化を再発見してみませんか。